Googleの新型スマートフォン「Pixel 9」「Pixel 9 Pro XL」が8月22日に発売されました。端末本体とあわせて各機種の純正ケースもお借りしたので、写真でご紹介します。
Pixel 9シリーズは、6.3インチの「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」と6.8インチの「Pixel 9 Pro XL」、フォルダブルの「Pixel 9 Pro Fold」の4機種展開。まずはPixel 9とPixel 9 Pro XLが先に発売されたところで、他の2機種は追って9月上旬に発売される予定です。
4機種のうち、Pixel 9とPixel 9 Proは本体サイズが同じなのでケースも共通となります。純正ケースの価格は9/9 Pro用も9 Pro XL用も5,720円です。
Pixelの純正ケースの変遷を振り返ると、Pixel 5世代まではファブリック地の個性的なもので、Pixel 6シリーズは半透明のポリカーボネート製薄型ケース、Pixel 7シリーズは同じくポリカーボネート系ですが厚手で保護性能を重視したものに変わり、Pixel 8シリーズではポリカーボネート製シェルをシリコン素材で覆った作りになりました。
今回のPixel 9シリーズの純正ケースはPixel 8用の作りを踏襲しており、しっとりとグリップ感のある手触り、本体を傷付けないマイクロファイバーの内張りなど、価格に見合った高級感が漂うものです。
大きな「カメラバー」もケースを装着すればなめらかに覆われる……というより、大半のユーザーがケースを着けて使うという実状を踏まえて本体がデザインされていると捉えるのが正しいのかもしれません。
リサイクル素材の採用も継続しており、全体としてのリサイクル素材使用率は42%以上、芯となるポリカーボネート製シェルに限れば75%とのこと。また、端末本体のパッケージも同様なのですが梱包材は100%プラスチックフリーを達成しています。
カラーバリエーションは本体のカラーに合わせて用意されているので、基本的には同じカラーを選ぶ人が多そうです。しかし、6.3インチのPixel 9/9 Pro用に関しては2機種分の全6色(Obsidian/Porcelain/Hazel/Rose Quartz/Wintergreen/Peony)から選べるので、「Proを買ったけどPixelらしいポップな色にしたい(Wintergreen/Peony)」「無印を買ったけどケースはPro用の落ち着いた色でイメチェンしたい(Hazel/Rose Quartz)」など、あえて違う色を選んでみるのもアリでしょう。
重量はPixel 9/9 Pro用で29.6g、Pixel 9 Pro XL用で32.6gと重め。9/9 Proでも本体と合わせて230g近くになりますし、ケース装着時の幅は76.2mmと大きく、操作性・携帯性を重視するユーザーには不満が残るかもしれません。Pixel 6シリーズで採用されていたような薄型の純正ケースもあるとうれしいところです。
なお、Pixelシリーズでは互換性の高いサードパーティ製アクセサリーをGoogleが認定する「Made for Google」という制度が設けられており、Google ストアでも取り扱っています。たとえばCase-Mate製のクリアケースやBellroy製のレザーケースがGoogle ストアで販売されており、純正ケースとは異なる素材・質感のものを本体とあわせて購入したいユーザーにはそういった選択肢もあります。