Dynabookは7月17日、Core Ultraプロセッサを搭載した14型プレミアムノートPC「dynabook R8/X」(P1R8XPBL、以下R8)および「dynabook R7/X」(P1R7XPBL、以下R7)を発表した。7月19日から順次発売する。価格はオープンで、店頭予想価格はR8が270,000円前後、R7が240,000円台前半。カラーは2機種ともダークテックブルー。

  • dynabook R8/X

AI処理専用「NPU」(Neural Processing Unit)を内蔵するCore Ultraプロセッサを搭載した高性能ノートPC。R8では16コア/22スレッドのCore Ultra 7 155H、R7では14コア/18スレッドのCore Ultra 5 125Hを採用し、2機種とも、CPUを高いパフォーマンスで動かすdynabook エンパワーテクノロジーに対応する。なお、シリーズ最上位となるR9は2024年2月14日に発表済み

ディスプレイは16:10の14型(1,920×1,200ドット)でシャープのIGZO液晶パネルを採用し、13.3型クラスのフットプリントを実現。使用シーンに合わせてパネルのリフレッシュレートを最適化するALRR(Autonomous Low Refresh Rate)をサポートし、従来モデルから消費電力を抑えてバッテリー駆動時間を伸ばし、軽量化を図った。具体的には、従来のR8/R7は重さ約940g、バッテリー駆動時間が約7.5時間(動画再生時、JEITA 3.0)だったところ、新製品では重さ約899g、バッテリー駆動時間が約9時間に延びている。

  • 天板。カラーはダークテックブルー

キーボードはテンキーレス86キーで、Copilot in Windowsを呼び出せるCopilotキーをカーソルキー左に配置。本体はマグネシウム合金ボディを採用し、MIL規格準拠テスト10項目をクリアする堅牢性を備えている。インタフェースはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2 、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、HDMI出力×1、LANコネクタ×1など。

機能面では、使っていたPCからデータを簡単に移行できる「PC引越ナビ2」、スマホと便利に連携できる「dynabook スマホコネクション」、ディスプレイの色合いを好みに設定できる「dynabook 色合い調整ユーティリティ」、オンライン会議などに役立つ「AIノイズキャンセラー」「ワンタッチマイクミュート」などを搭載。このほかMicrosoft Office Home & Business 2021および、Microsoft 365 Basic(1年間のサブスクリプションサービス)も付属する。

  • キーボード面。指紋認証センサーは電源ボタン兼用

  • 画面は180度開く構造

  • 右側面

  • 左側面

dynabook R8・R7の主な仕様
型番 dynabook R8 dynabook R7
OS Windows 11 Home 64bit
CPU Intel Core Ultra 7 155H Intel Core Ultra 5 125H
メモリ 16GB LPDDR5X
ストレージ 512GB SSD PCIe 4.0 256GB SSD PCIe
グラフィックス Intel Arc グラフィックス(CPU内蔵)
光学ドライブ
ディスプレイ 14.0型液晶ディスプレイ(16:10)、IGZO液晶
通信 Wi-Fi 6E(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3、ギガビット有線LAN
インタフェース USB 3.2 Gen1 Type-A×2 、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、HDMI出力、microSDカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力端子など
生体認証 指紋認証
サイズ W312.4×D224.0×H15.9mm
重さ 約899g
バッテリー駆動時間(JEITA 3.0) 約9時間(動画再生時)/約20.5時間
カラー ダークテックブルー
Office Microsoft Office Home & Business 2021、Microsoft 365 Basic