TVS REGZAは6月20日、アイドルグループ「Snow Man」の目黒蓮さんを薄型テレビ「REGZA」の新グローバルブランドアンバサダーに起用したと発表。報道陣向けの発表会で新CMを初披露し、さらに目黒さんを招いてゲストトークを開催した。

  • REGZAの新グローバルブランドアンバサダーに起用された、Snow Manの目黒蓮さん

  • ミニLED液晶の4Kレグザ「Z970N」シリーズ

  • 有機ELの4Kレグザ「X9900N」シリーズ

同社は、ミニLED液晶の4Kレグザ「Z970N」シリーズと、有機ELの4Kレグザ「X9900N」シリーズを同日に発表。「映像」、「音響」の進化だけでなく、好きな番組やコンテンツを見やすく探しやすくした「ユーザーインタフェース」も含めた“3軸の進化”で、ユーザ−への感動体験の最大化を追求したフラッグシップモデルと位置づける。

特にユーザーインタフェースに関しては、主要なネット動画サービスを網羅しつつ、全録機能「タイムシフトマシン」をはじめとする録画機能も充実。これらのネット動画と放送番組の垣根を越えて、ユーザーが見たい番組をシームレスに探せるレグザ定番機能「新ざんまいスマートアクセス」も備えており、“推し活に最適な機能”とアピールしている。

新機種は7月12日発売で、画面サイズは前者が65/75型、後者が55/65型の各2サイズ、店頭予想価格は55型有機ELが48万1,800円前後から。

  • 新レグザの特徴を説明した、TVS REGZA 取締役副社長の石橋泰博氏

2024年のレグザのコミュニケーションキーワードは「観たいものだけ、好きなだけ。」。こうしたレグザの想いを、幅広いユーザーに届けるのにふさわしいグローバルブランドアンバサダーとして選ばれたのが、Snow Manの目黒蓮さんだ。

TVS REGZA 取締役副社長の笹川知之氏は、アンバサダー起用について、「レグザが追求してきた高画質・高音質、スタイリッシュさ、先進的なイメージを表現してほしい。そして『観たいものだけ、好きなだけ。』を表現できる人であってほしい。その検討に数カ月をかけた。(目黒さんは)そうした我々の想いを表現できる、本当に素晴らしい方。運命の出会いを感じた」と述べた。

  • 新アンバサダーに就任した目黒蓮さん(右)。大きな“初名刺”をTVS REGZA 取締役副社長の笹川知之氏(左)から手渡され、ほほえんで見せた

これまでのレグザのCMは、確かにレグザらしいスタイリッシュさや先進的なイメージをCGを最大限活かして表現してきたと、有機ELレグザユーザーである筆者も感じている。その印象からすると、今回披露された目黒さん出演の新CMは、“カッコ良さはそのままに、より親しみやすさもプラスした”ように感じた。

YouTubeに掲載されている新CMを見れば分かっていただけるかもしれないが、今回は目黒さんが華麗な2丁の銃さばきを魅せるアクション風の映像に始まり、SFやスポーツ、ミュージカル、ドラマといった、ふだんテレビで見るさまざまなジャンルの番組をまるで再現するかのように、軽やかに立ち回る。レグザの画音質の高さを前面に押し出すこれまでのCMとは趣を変え、「こんな映像が見たかった」という気持ちを引き出す映像に仕上がっている。

  • レグザの定番機能である「みるコレ パック」で作られた「目黒蓮パック」。好きなタレントやジャンルの番組をおまかせ録画したり、番組の中から見たいシーンや出演者がでているパートだけを再生でき、推し活にも適した機能だ。もちろんネット動画も、対応する無料コンテンツであればカバーできる

2024年のレグザも、最新フラッグシップから現行のエントリー機まで幅広いラインナップを展開する。なかでも今回、同日発表となったZ970N/X9900Nはレグザの最上位シリーズであり、55型有機ELで48万円超と値の張るハイスペック機がそろう。おいそれと買える値段ではないのは確かだが、レグザ製品は10万円を切るようなエントリークラスまで、「放送番組やネット動画をいかにキレイに楽しんでもらうか」という点においては、一貫して妥協のない仕上がりを追求していると取材のたびに感じる。

良いコンテンツは大画面といい音で見たいもの。コンテンツを再生するまでの手間も省けるとありがたい。テレビの買い換えを検討しているのであれば、求める機能や予算と相談しながら、気になるレグザを選ぶといいだろう。

発表会では、目黒蓮さんを招いてのゲストトークも行われた。黒一色のなかにも“レグザカラー”である深い緑のワイシャツをのぞかせた目黒さんは、衣装の話題を振られて「ちょっと恥ずかしいです」とはにかむような笑みも見せつつ、新CMについては「本当にたくさんのシーンを演じさせてもらい、レグザの魅力が詰まったCMになったと思います」と自信の程を見せた。

撮影時のエピソードも明かし、特にどこかの惑星に降り立つSF映像については「今回のためだけに衣装を特注で作ってもらい、撮影するときはグリーンバックですが、イメージを膨らませて撮ってもらって。仕上がりを見て『うわ、すごいな』と思いました。調整するとわずかなワンシーンなんですが、そのためにかけるスタッフの皆さんの意気込み、熱量もすごくて。絶対に皆さんが喜んでくれるようないいものを作るんだという気持ちで、見てくれた人に少しでもそれが伝われば良いなと思います」と語っていた。

また、レグザの新ざんまいスマートアクセスにちなんだ目黒さんの“ざんまいトーク”では、「休日は睡眠“ざんまい”です。アラームをかけずに、自分が起きたいタイミングまで寝るのが好きで、休日はまず睡眠を優先しますね。本気出したら20時間くらい眠れます」と話して笑いを誘い、「“推し動画”は(Snow Manの)メンバーが出演しているものです。メンバーがバラエティ番組に出ていてトークしていると、手を合わせながら『頼む、ウケてくれ! 笑い取れろ、がんばれ! 輝け!』と力入りながら観ちゃう。クイズ番組なら『がんばれ、正解しろ』と思うし、外したら本当に自分も悔しくなる。仲良い友だちががんばっているから応援する感じです」と、仲間への想いをにじませていた。