ASUS JAPANは5月17日より、同社のゲーミングスマートフォン最新モデル「ROG Phone 8」シリーズおよび専用アクセサリの日本国内での販売を開始する。ASUS公式オンラインストア/ASUS Store 楽天市場店のほか、ECサイト/家電量販店での販売となる。また、「ROG Phone 8 Pro」はau +1 collectionでの取り扱いも行われる。

  • ROG Phone 8シリーズ

    ROG Phone 8シリーズ

ラインナップは3モデル。それぞれの価格は、ベースモデルとなる「ROG Phone 8」が159,800円、背面にカスタマイズ可能なLED「AniMe Vision」を搭載する「ROG Phone 8 Pro」が179,800円、それに外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」が同梱される「ROG Phone 8 Pro Edition」が219,800円。カラーは「ROG Phone 8」がグレー・ ブラックの2色、「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8 Pro Edition」はブラックのみ。「ROG Phone 8 Pro Edition」は数量限定での販売となる。

  • ROG Phone 8(ブラック/グレー)

    ROG Phone 8(ブラック/グレー)

  • ROG Phone 8 Pro(ブラックのみ)

    ROG Phone 8 Pro(ブラックのみ)

「ROG Phone 8」は1月に開催されたCES 2024に合わせてグローバル発表された製品。高いゲーミング性能をそのままにカメラを強化、日常の使いやすさに配慮した機能も搭載し、ゲーミングスマートフォンの枠にとどまらないフラッグシップ機となっている。

カメラは広角/超広角/望遠の三眼構成。広角カメラは5,000万画素のソニー製IMX890センサーを採用。光学式手ブレ補正に加えて、2023年発売の「Zenfone 10」にも搭載されていた6軸ジンバルスタビライザーを搭載しており、ブレのない安定した動画撮影が行えるようになっている。光学式手ブレ補正は3,200万画素/光学3倍ズームの望遠カメラにも装備しており、デジタル10倍ズームとあわせた30倍ズームでもブレの少ない撮影が可能だ。

  • アウトカメラ構成

    メインカメラには6軸ジンバルスタビライザーを搭載

インカメラは3,200万画素で、1.0倍/0.7倍の倍率切り替えが可能。0.7倍側では、90度の画角で広角の撮影が行える。

  • インカメラ詳細

    インカメラは1.0倍/0.7倍の切り替えが可能

ハードウェア面だけでなく、撮影モードとして光の軌跡を記録する「ライトトレイルモード」を用意するといった強化も図られている。

  • ライトトレイルモード

    ライトトレイルモード

国内モデルでの強化点として見逃せないのが、シリーズで初となるおサイフケータイへの対応。ユーザーからの希望も多かった機能が実現となった。また、バッテリーは前モデルの6,000mAhから5,500mAhに容量ダウンしているものの、Qi規格に対応しワイヤレス充電(最大15W)が行えるようになっている。この2つの機能により、ゲーミング以外の場面でも使いやすいオールラウンダーとしての魅力も向上した。なおバッテリーは65Wの急速にも対応しているので、状況にあわせて使い分けられる。防水・防塵性能は前モデルのIP54からIP68となり、さらに安心して使えるようになった。

  • おサイフケータイ対応

    おサイフケータイに対応

  • Qi規格のワイヤレス充電

    Qi規格のワイヤレス充電

  • IP68対応

    防水・防塵性能も強化

基本性能の面では、SoCとしては現行製品では最高のパフォーマンスを誇るQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を採用するなど、妥協のない構成になっている。メモリは16GB/24GB、ストレージは256GB/512GB/1TBで十分な容量。ディスプレイは6.78インチのサイズは前モデル同様だが、ディスプレイ表示の書き換えを低消費電力で行うLTPO(低温多結晶酸化物)を採用し、ピーク輝度は1,500nitsから2,500nitsに向上。狭額縁デザインにより本体サイズはコンパクトになっている。

  • ディスプレイ詳細1
  • ディスプレイ詳細2

    画面サイズは変わらないが、狭額縁化でコンパクトになった

デュアルスピーカー内蔵、新バージョンの冷却機構「GameCool 8」、「Armoury Crate」によるカスタマイズといった従来からの機能も強化されている。

「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8 Pro Edition」の背面に装備するLEDビジョンの「AniMe Vision」は単なる装飾にとどまらず、時計や天気、バッテリー残量表示などを行いサブディスプレイ的に利用することも可能。カスタマイズして文字やアイコンアニメーションを表示させることもできる。

  • AniMe Visionについて

    「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8 Pro Edition」の背面の「AniMe Vision」は装飾・実用を兼ねる

外付けクーラーユニットの「AeroActive Cooler X」は、冷却チップ部分の面積を2.6倍に大型化しながら、ユニットサイズは従来モデルよりも軽量/コンパクト化。装備したデュアルボタンでゲーム操作/触覚フィードバックも利用できる。給電用のUSB Type-Cポートも搭載。オプションとして購入する場合の価格は12,480円。

  • AeroActive Cooler X

    「AeroActive Cooler X」は冷却にとどまらないゲームオプションとなる

  • ROG Tessen Mobile Controller

    このほかオプションとして拡張コントローラー「ROG Tessen Mobile Controller」も用意される予定

なおシリーズ発売記念として、7月31日23時59分までに公式ストア「ASUS Store」で「ROG Phone 8」シリーズの本体と専用アクセサリを購入すると、対象アクセサリが15%割引となるキャンペーンを実施する。さらに、同ストアでは「ROG Phone 8」「ROG Phone 8 Pro」の購入者に先着順・数量限定で軽量ザック「ROG SACKPACK」のプレゼントも実施する。こちらは「ROG Phone 8 Pro Edition」は対象外。

「ROG Phone 8」シリーズの主な仕様は下記のとおり。

共通

  • OS:Android 14(ROG UI)
  • CPU:Qualcomm Snapdragon Gen 3
  • ディスプレイ:6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ フルHD+(2,400×1,080ドット、1~120Hz、最大165Hz)
  • 通信方式
  • SIM:nanoSIM×2
  • アウトカメラ:広角5,000万画素+超広角1,300万画素+望遠3,200万画素
  • インカメラ:3,200万画素
  • 対応通信バンド 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79、FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66、TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48、W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19、GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
  • バッテリ容量:5,500mAh
  • 防水/防塵:IP65/IP68
  • 生体認証:指紋認証/顔認証
  • その他の機能:おサイフケータイ対応、Qi対応、ハイレゾ対応
  • インタフェース:USB Type-C×2、マイクロホン/ヘッドホンコンボジャック
  • サイズ/重さ:H163.8×W76.8×D8.9mm、225g

ROG Phone 8

  • 内蔵メモリ:24GB
  • ストレージ:1TB

ROG Phone 8 Pro

  • 内蔵メモリ:16GB
  • ストレージ:512GB

ROG Phone 8 Pro Edition

  • 内蔵メモリ:16GB
  • ストレージ:256GB