X(旧Twitter)において、新規アカウントが投稿や、投稿への「いいね!」、返信といった機能を使用するために課金を求める方針であることが明らかとなった。同サービスのオーナーであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏がbot対策として明かしたものだ。例によってネットの反応はネガティブなようで、「収益化廃止すれば良いだけ…」「終わりの始まり」などの声が集まっている。

この方針は、Xで急増する「ボット」への対策として行われるもの。マスク氏は自身のXにて、「現在のAI(およびトロール・ファーム)は、『あなたはボットですか?』という質問を簡単に通過できる」「偽アカウントの猛攻は利用可能な名前も使い果たすので、結果として多くの良いユーザー名が取られてしまう」と投稿している。

なお、料金を請求するのはあくまで「新規アカウント」のみで、既存アカウントは影響を受けないとされる。また、新規アカウントであってもアカウント登録から3カ月が経過すると、投稿や、投稿への「いいね!」、返信、リポスト、引用、投稿のブックマークといったアクションを無料で行えるようになるようだ。

新規アカウントに課金を求めるこの方針は、2023年10月にXがニュージーランドとフィリピンを対象に実施していたものでもある。今回、全世界にこの方針が拡大されるかっこうのようだ。

しかしながら、記事掲載時点では具体的な実施時期や、料金についても明示されていないため、本件においては今後の動向も注視していく必要があるだろう。

ネット上では「完全に狂ってる」「終わりの始まり。徐々に、でも確実にオワコンになるだろうな」「2chの半年ROMれ!は正しかったのかもな」「収益化を廃止すれば良いだけなのに…」「まじかよwwTwitterデフォで課金アプリになるの?」などの声が寄せられた。