連絡先に登録はないものの過去にメールでやり取りした人物は、いくつかの方法で検索できます。いくつかの方法が用意されているため、それぞれの使いかたと特長を説明してみましょう。

もっともオーソドックスな方法は、メールアプリの検索機能を使う方法です。メールアプリの受信ボックス(メールアドレスごとの「受信」)画面上部にある検索フィールドに探したい相手の氏名の一部を入力すると、すぐに候補が表示されます。

しかし、この方法で見つかるのは「送信者の名前」です。AIが一致する可能性が高いと判定したメッセージ(トップヒット)もいくつか表示されますが、それらの情報からメールアドレスを取り出すためにはもうひと手間かけなければなりません。

過去にメールでやり取りした人物のメールアドレスは、連絡先アプリで検索することが近道です。名前の一部を入力すれば、iPhoneのAI機能(Siri)を利用してメールボックスの中から適切な相手を見つけ出してくれます。差出人はローマ字が使われていることもあるため、かな/漢字で該当なしとなる場合はローマ字表記を試す -- 「小林」でヒットしないなら「kobayashi」で検索 -- ことになるものの、すぐに該当人物のメールアドレスがわかります。

Siriの力で連絡先未登録人物のアドレスを見つけ出すことは、ホーム画面の適当な位置を下方向へフリックすると現れる検索フィールド(Spotlight)でも可能ですが、検索対象がメールだけではなく「メモ」など他のアプリにも及ぶため、効率は低下してしまいます。

  • 過去にメールでやり取りした連絡先未登録人物のアドレスは、連絡先アプリで検索できます