ワコムは3月27日、液晶ペンタブレット「DTH-2452」 24台が川口市消防局指令課に導入されたことを発表した。簡単なペン操作で通報対応時間を短縮し、より迅速かつ正確な対応を可能にしたという。

  • ワコムの液晶ペンタブレット、川口市消防局の司令システムに採用

    ワコムの液晶ペンタブレット、川口市消防局の司令システムに採用

川口市消防局指令課の主な業務は、119番通報から災害現場状況を正しく把握し、救急隊や消防隊などの出動指令、災害現場への情報提供することで、2024年2月より最新の技術を取り入れた新消防指令システムを稼働させている。

この新消防指令システムには、指令台ごとに液晶ペンタブレット「DTH-2452」を4台ずつ配備。各端末に「自動出勤指定装置」と「地図等検索装置」「指令管制員支援機能」「多目的情報端末」の機能を実装する。同システムの導入によって、通報受付から出動指令までの時間を短縮し、リアルタイムで出動部隊の車両運用端末装置に重要な情報を送信することが可能になったそう。

  • 司令台ごとに液晶ペンタブレット「DTH-2452」4台を配置

    司令台ごとに液晶ペンタブレット「DTH-2452」4台を配置

今回導入されたワコムの液晶ペンタブレット「DTH-2452」は、23.8インチの大画面で各項目が見やすく、視認性が高いほか、筆圧機能を搭載した電子ペンによる直感的な操作が可能となり、通報時の情報を迅速かつ正確に記録できるという。