iPhoneを使っていれば、必ず経験するのが「ソフトウェアアップデート」。ソフトウェア(アプリ)を更新するという意味合いの汎用的な言葉ですが、iPhone/iOSにおいては「(システム)ソフトウェアを(自動的に)入手し導入する」という重要な意味があります。

ソフトウェアアップデートは、「ダウンロード」と「インストール」という2つの処理に大別できます。ここでいうダウンロードとは、処理に必要なファイル群をインターネット上から手もと(iPhoneの内蔵ストレージ)に取り寄せる処理のことで、経由する通信網によって時間が大きく変わります。完了まで十数分以上かかることは珍しくないものの、途中でキャンセルすることは可能です。

インストールは、ダウンロード済のファイル群を展開し、然るべき位置へファイルをコピーする処理をいいます。システム上重要なファイルを入れ替え/上書きすることもあるため、システムを特別な状態に移行したうえで処理を行います。いちど処理が始まるとキャンセルは難しく、途中でバッテリー切れにならないよう環境を整えたうえで開始しなければなりません。

ソフトウェアアップデートに関する「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」画面は、「自動インストール」と「自動ダウンロード」に分かれています。それぞれに「iOSアップデート」スイッチが用意されていますが、ダウンロードはともかく慎重さを求められるインストールでは、スイッチをオフにしておく(ソフトウェアアップデートのインストールは手動で開始する)ほうが無難です。

ただし、「セキュリティ対応とシステムファイル」は、外部からの攻撃に備えるなど緊急性を要するシステム更新を迅速にう行うためのスイッチですから、特別な事情がないかぎりオンにしておきましょう。

  • ソフトウェアアップデートの設定、ベストな方法は?