書店員を中心とした様々な職業の漫画好きな選考員が「今、この瞬間誰かに勧めたい面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2024」の一次選考の結果が発表された。「ダイヤモンドの功罪」や「環と周」、「黄泉のツガイ」など10作品がノミネートした。ネットでは「納得なセレクト」「どれが獲ってもおかしくない」などと注目が集まっている。
「マンガ大賞」は、「面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい!」という想いから始まった賞。2008年に創設され、今年で17回目を迎える。選考対象は、昨年の1月1日から12月31日までに出版された単行本のうち、最大巻数が8巻までの作品(電子書籍を含む)だ。ちなみに、「マンガ大賞2023」の大賞には、とよ田みのる先生の「これ描いて死ね」が選ばれた。
一次選考では、各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出し投票。得票数上位10位までの作品がノミネート作品となる。今回の一次選考では、101人の選考員から、総数257作品が挙げられたという。
マンガ対象2024ノミネート作品は以下の通り。
- 「神田ごくら町職人ばなし」坂上暁仁作
- 「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦作
- 「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶作
- 「環と周」よしながふみ作
- 「ダイヤモンドの功罪」平井大橋作
- 「天幕のジャードゥーガル」トマトスープ作
- 「ひらやすみ」真造圭伍作
- 「ファミレス行こ。」和山やま作
- 「平和の国の島崎へ」原作・濱田轟天、作画・瀬下猛作
- 「黄泉のツガイ」 荒川弘作
今後の予定としては、各選考員が全てのノミネート作品を読み、それぞれ3作品を選出し、ポイント制で「マンガ大賞」が選ばれる。大賞は、3月下旬~4月上旬に発表される予定だ。
ネット上では「相変わらず強いメンツ」「『ここまで巻数重ねて人気出てる納得のノミネート』って感じ」「概ね納得なセレクトかなぁ」「『君と宇宙を歩くために』一話だけでも読んでみてくれ!頼む!めちゃくちゃ良いから」「環と周一択だな」「どれが獲ってもおかしくない傑作揃い」などの声が寄せられた。