KDDIは1月18日、スペイン・バルセロナで開催予定のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2024」への出展を発表した。会期は2月26日~29日。
MWCは前身のGSM World Congressや3GSM World Congressから数えて30年以上の歴史を持つ世界最大のモバイル関連展示会。各国の携帯キャリアや端末メーカー、通信機器ベンダーなどが集う。日本の携帯キャリアとしてはNTTドコモが長年出展を続けているほか、楽天モバイル傘下で海外キャリア向けにプラットフォームの外販を行う楽天シンフォニーも出展実績がある。KDDIは今回が初出展となる。
展示内容は、コネクテッドカーやドローンなどによる未来のモビリティ社会とそれを実現するためのKDDIの技術を紹介する「モビリティ(Future Mobility)」、メタバースやWeb3関連の取り組みを紹介する「デジタルツインとAI(Digital Twin with AI)」、グローバルデータセンター事業やStarlinkの活用などを紹介する「ネットワーク基盤(Global Infrastructure & Connectivity)」、GSMA Open Gateway構想などに関する「APIを介したビジネス協業(API Driven Partnership)」、デジタルネイティブ・Z世代のファンコミュニティと通信を組み合わせた取り組みを紹介する「コミュニティ×通信(Borderless Gen Z Platform)」の5つのテーマで構成される。
2月26日~28日の各日は各種講演が行われ、「日本におけるStarlinkの災害対策事例」「KDDIのWeb3への取り組み」「グリーンなデジタル社会におけるモビリティの未来」といった内容の講演が予定されている。