米NVIDIAは米国政府が策定する厳しい対中輸出規制に直面しており、データセンター向けに加えてゲーム用の最上位モデル「GeForce RTX 4090」もエンティティリストに含まれている。これを受けてNVIDIAは、この規制に準拠した新しいNVIDIA GeForce RTX 4090バリアントを開発している……と噂されている。Wccftechが報じた。
「NVIDIA GeForce RTX 4090 D」と命名されるかもしれない対中輸出規制準拠のマイナーチェンジモデル。Dは来年が干支でいうところの「辰年(DragonのD)」にあたるためだとしており、AMDがRadeonで展開している「GRE(Golden Rabbit Edition)」モデルと似たような命名規則になるようだ。
Wccftechは独自の情報源からこのバリアントについての情報を得たとのこと。これによると対中輸出規制における性能指標を下回るよう調整されているが、コアにはAD102が用いられるという。
なお、NVIDIAはデータセンター向けの「H100」「A100」が規制された後に規制準拠版「H800」「A800」を作ったが、いずれもふたたび規制されている。
Chinese Gamers Rejoice! NVIDIA's Bringing Its Flagship Gaming GPU Back With The GeForce RTX 4090 D
— Hassan Mujtaba (@hms1193) November 29, 2023
🟢"D" To mark the Chinese Year of the Dragon (2024)
🟢New AD102 SKU with cut-down specs
🟢Fully complies with US policies
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