GNオーディオジャパンは、Jabraブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Elite 10」と「Elite 8 Active」の販路を拡大。全国の家電量販店などで11月9日に販売開始した。価格はオープンプライス。店頭予想価格はElite 10が39,600円前後、Elite 8 Activeが32,780円前後で変更はない。

  • Elite 10

  • Elite 8 Active

Jabraのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンで、Elite 10は音質にこだわり空間オーディオ(Dolby Atmos)もサポートする最上位機、Elite 8 Activeはタフ性能を高めたスポーツモデルと位置づける。両製品は既報の通り、10月12日から直販サイトと一部の店舗(Amazon、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、e☆イヤホン)で限定販売を行っていたが、11月9日からは全国展開をスタートしたかたちだ。

カラーバリエーションは、Elite 10がチタニウムブラック、クリーム、ココア、マットブラックの4色で、Elite 8 Activeがネイビー、ブラック、キャラメル、ダークグレーの4色。なお、Elite 10のマットブラックと、Elite 8 Activeのダークグレーは引き続き、Amazon.co.jpと直販サイトのみで取り扱う。

  • Elite 8 Active(左)とElite 10(右)のカラーバリエーション

  • Elite 10(マットブラック)

  • Elite 8 Active(ダークグレー)

Elite 10の主な特徴

Eliteシリーズ3年ぶりの新しいフラッグシップ機で、音質や通話性能、快適さを追求した「Jabra史上最高の性能を実現した完全ワイヤレスイヤホン」。ノイズキャンセリング(NC)機能を備えつつ、セミオープンデザインによって耳内の圧力を開放し、圧迫感のない自然な使い心地を実現した。

10mmドライバーを搭載。サウンド面の大きな特徴として、ドルビーとのパートナーシップによってDolby Atmosサウンドに最適化し、ヘッドトラッキング機能も搭載。「つねにサウンドの中心にいるような臨場感とディティール、クリアで自然なオーディオ」を実現した。従来の標準NCよりも約2倍強力という「Jabra アドバンストANC」を搭載するほか、6マイクロテクノロジーによるクリアな通話、“つけているのを忘れるような装着感”も追求している。

  • Elite 10でDolby Atmosサウンドを楽しむイメージ

Elite 8 Activeの主な特徴

米国のMIL規格(MIL-STD-810H)の環境耐久テストにおいて、湿度や温度、衝撃など、さまざまな項目をクリア。「Jabra史上最も耐久性に優れたイヤホン」をうたう。

6mmドライバーを搭載。耳にフィットして外れにくいデザイン「Jabraシェークグリップ」を従来機から継承しており、「限界を超えるようなタフなトレーニング」の間も、耳にしっかりとホールドされるという。サウンド面では、Dolby Audioによる“豊かで広がりのある空間サウンド”を楽しめる。Jabraの標準NCより約1.6倍強力という「アダプティブハイブリッドANC」を搭載するほか、クリアな音声通話が行えるように、Elite 10と同様の6マイクロテクノロジーも投入した。

Elite 10/8 Activeの共通仕様

どちらもBluetooth 5.3準拠で、対応コーデックはSBC、AAC。さらに今後のファームウェアアップデートで、LE AudioのLC3、LC3プラスにも対応予定。同時に2台のデバイスに接続できるマルチポイントや、片耳モードに対応する点は共通。iOSデバイスではSiri、AndroidデバイスではGoogleアシスタントが利用できる。専用アプリ「Jabra Sound+」と連携すると、音楽イコライザーによるパーソナライゼーション機能など各種操作も行える。

イヤホン本体の防塵防水性能は、Elite 10がIP57相当、Elite 8 ActiveがIP68相当。NCオン時のバッテリー持ちは、Elite 10がイヤホン単体で最長6時間、ケース込みで最長27時間(NCオフ時は単体で最長8時間/ケース込みで36時間)。Elite 8 Activeはイヤホン単体で最長8時間、ケース込みで最長32時間使える(NCオフ時は単体で最長14時間/ケース込みで56時間)。どちらも充電ケースはワイヤレス充電と、5分の充電で最大1時間音楽を聴ける急速充電に対応する。

  • Jabra Elite 10(左)、Jabra Elite 8 Active(右)