iPhone 15シリーズがいよいよ発売され、マグネット式充電「MagSafe」に対応したiPhoneも4世代目になりました。この間に多数のアクセサリーが発売されましたが、スマートフォンの機種変更サイクルが年々長期化しているということもあり、iPhone 15シリーズに買い替えたタイミングでMagSafeデビューという人も少なくないのではないでしょうか。
そんな方向けの「はじめてのMagSafeアクセサリー」としておすすめしたいのが、ケーブル不要でiPhoneの背面にくっつくタイプのモバイルバッテリーです。
今回、マクセルから7月25日に発売されたMagSafe/USB Power Delivery(USB PD)対応モバイルバッテリー「MPC-CM5000」のサンプルを入手したので、実際の製品の様子をご紹介します。
MagSafe入門に最適なモバイルバッテリーをチェック
今回紹介する「MPC-CM5000」はマクセルから発売されているMagSafe対応のモバイルバッテリーです。ワイヤレス充電のほか、最大18WのUSB PDに対応した有線での出力も可能です。
主な仕様は下表のとおり。出力方法としては先に紹介したMagSafe/USB Type-CのほかUSB Standard-A端子も備え、入力もUSB Type-C/Micro-Bの2通りに対応しています。
容量 | 5,000mAh |
入力・出力端子 | 入力:USB Type-C、USB Micro-B 出力:MagSafe、USB Type-C、SB Standard-A |
入力電圧/電流 | USB Type-C:5V/3A、9V/2A microUSB:5V/2A |
出力電圧/電流 | ワイヤレス出力: 最大7.5W USB Type-C:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A USB Standard-A:5V/3A 同時出力:最大15W |
外形寸法 | 幅66mm×高さ98mm×厚み16mm |
本体質量 | 約140g |
前面はマクセルのロゴのみが刻印されたシンプルな仕上がり。本体下にはバッテリー残量を25%刻みで大まかに把握できるLEDランプも搭載されています。
本体表面にはマット加工などは施されていないため、長期に渡って使っていくと傷や指紋が目立ちやすいかもしれません。
裏面にはiPhoneの背面に吸着するマグネットパターンが見られます。モバイルバッテリーを充電しながら他のデバイスを充電できるパススルー機能を搭載しているため、自宅や仕事場に着いたらバッテリー自体をワイヤレス充電器としても使えます。
有線接続する場合に使うポート類はこのような感じ。最近のバッテリーとしては珍しくmicroUSBポート(入力用)が搭載されていて、手元にmicroUSBケーブルが残っているようならそのまま本バッテリーの充電用に活用できます。
実際に「MPC-CM5000」をMagSafe対応のiPhoneに装着して充電してみました。
バッテリー側に搭載されているマグネットが強力なこともあり、MagSafe対応をうたっているケースであればケース越しでも問題なく充電可能でした。
本体のUSB Type-CポートまたはUSB Standard-Aポートから有線でデバイスを充電することも可能です。
USB Type-C経由なら最大18W出力のUSB PDを利用できるため、充電しながら使う時はケーブルレスで取り回しやすいMagSafeを使い、短時間で一気にデバイスを充電したい場合は有線で接続してしまうという使い分けがおすすめです。
筆者はここ数年MagSafeでiPhoneの背面に吸着・固定できるバッテリーを愛用してきましたが、ケーブルレスで充電できる反面、充電速度が遅いことがやや不満でした。
その点、今回紹介した「MPC-CM5000」は、通常時はiPhoneの背面に固定させてケーブルレスで使いつつ、急速充電したい場合は有線接続すればOKという一石二鳥な製品に仕上がっていて、一般的なMagSafeバッテリーよりも使い勝手は優れている印象。
パススルー充電など便利な機能も搭載されているため、スマートフォンを買い替えるタイミングでモバイルバッテリーも新調しようと考えている人にはおすすめの一品です。