Microsoftは2023年9月の定例更新プログラムのプレビュー版「KB5029351」を現地時間2023年8月22日にリリースしたが、一部でBSoD(ブルースクリーンオブデス)が発生しているようだ。

海外の情報をまとめると、MSI製マザーボードと最新のBIOS(UEFI)アップデートを適用したPCにて「UNSUPPORTED_PROCESSOR」、つまりプロセッサーをサポートしていないというBSoDである。筆者もKB5029351の更新内容を確認して適用したが、今のところWindows 11の動作に支障はない。

  • 適用したKB5029351

偶然にも筆者のPCはMSI製マザーボード。CPUは第6世代のIntel Core i7-6700と古い構成だからか、BSoDに遭遇していない。フィードバックHubのユーザー報告を見ると、MSI Z690/Z790採用マザーボード、第13世代Intel Coreプロセッサーで発生しているようだ。ちなみに検索対象を「英語」に切り替えて「KB5029351」を検索キーワードにすると、お手持ちのPC環境でも確認できる。

  • フィードバックHubの投稿内容

もし被害にあった場合はPCを強制的にシャットダウンし、Windows 11の自動修復でコマンドプロンプトを起動。「wusa /uninstall /kb:KB1234567」でKB5029351をアンインストールするとよい。普段は使用しないWindows Updateスタンドアロンインストーラーだが、このような場面では役立つ。

  • Windows Updateスタンドアロンインストーラーのヘルプ画面

すでにMicrosoftは問題を認識しており、フィードバックHub経由の報告を求めている。また、この現象が「Microsoft社に起因する問題か調査中。詳細が判明しだい、改めて知らせる」とも述べているから、ひとまず大丈夫だろう。

Windowsに限らず、モバイルデバイスを含めた他のOSもセキュリティ修正やUX体験を向上させるため、定期的に更新している。今回の問題は衝撃的ではあるが影響範囲は狭いようなので、KB5029351の新機能に関心がないユーザーはプレビュー版を見送ったほうがよい。

話題は変わって、今後のWindows 11で興味深いのは「設定」の「Home」だ。DevチャネルのWindows 11 Insider Previewとともに、ベータチャネルにもこの機能の提供が始まった。

  • Windows 11 ビルド23526.1000の「設定」に加わる「Home」

使用頻度が高いと思われる設定項目を1カ所にまとめたものだが、筆者の環境ではサウンドやマウス設定の見直しをうながすRecommended settings(推奨設定)、個人向けOneDriveの容量や使用率を示すグラフ、Bluetoothデバイスの管理、テーマやカラーモードを選択するPersonalize your device(個人用設定)が確認できた。

さらにMicrosoft 365(おそらく個人・家庭向け)とXboxのサブスクリプション状態を示すカードも加わるというウワサだ。あれこれと追加されても煩雑になり、検索機能で設定項目を探すようになったユーザーには不要な機能だが、Windows 11の設定は場所が分かりにくいと感じているユーザーの一助になることを期待する。