合板素材を扱うメーカー・広葉樹合板は8月1日、立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を発表した。20分程度の仮眠でリフレッシュでき、素早く仕事に復帰できるのだとか。8月22日から原宿のネスカフェにて体験できるとのこと。快適そうなので使ってみたいと思ったのだが、ネットでは「社畜だと気付いてほしい」「日本の地獄」などと嘆きの声も出ているようだ。

  • 「立ったまま寝られる」仮眠ボックスが原宿に置かれる - 面白いが、ネットは「社畜だと気付いて」「日本の地獄」

    立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap」が誕生! しかしネットでは嘆く声が多い模様

giraffenap」は、立ったまま寝るというキリン(ジラフ)をモチーフにし、「立ったまま最高の休息を」をコンセプトに開発された縦型仮眠用ボックス。大きさは、小型の公衆電話ボックス程度で、足裏と脛(すね)、お尻、頭に当たる4つのパッドが体を支えることで、脱力してもリラックスできる立ち寝姿勢をキープしながら寝られるのだとか。また、ボックス内部には7段階の調光機能付きの照明のほか、充電に使用できるコンセントやUSBジャックを搭載している。

この仮眠ボックス、たった20分の仮眠で疲労回復やストレス軽減、記憶力や集中力の回復、創造力の向上などパフォーマンス向上に役立つという。また、新たな休憩の在り方としてオフィス等で立ったまま仮眠できる空間を提供し、従業員の健康増進やパフォーマンス向上に貢献できるとのこと。

同商品は北洋銀行が主催する、大企業等が保有する特許と道内企業の製造力を引き合わせる「知財ビジネスマッチング」により、家具メーカー・イトーキが所有する開放特許「人体収納用構造体及び睡眠用筐体」についてライセンス契約を締結したことをきっかけに実現したそうだ。

  • 立ち寝でも、体に負担にならない構造になっているそうだ

ボックスには2種類のデザインがあり、近未来をイメージした「スペーシア(SPACIA)」と、森の中をイメージした「フォレスト(FOREST)」をラインナップ。今年12月末から来年1月に販売を開始する予定としている。

  • 左が「スペーシア(SPACIA)」、右が「フォレスト(FOREST)」

8月22日からは「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」にて、同商品を実際に体験できるので、寝不足で困っていたり、ハードな働き方にお疲れなら、是非チェックしてみてほしい。

ネットでは「現代日本社会の労働環境、強制収容所みが出てきた」「日本の地獄、どこまで…って感じの…」「こんなになってまで働かなきゃならんのか人間は」「社畜だと気付いてほしい」「虚構新聞じゃない…だと?」などの声が寄せられている。