香港のMinisforumは7月25日、開発中のITX Miniパソコンについて情報を公開した。なんと天面にPCIe 5.0x16のスロットを備えており、フルサイズのグラフィックスカード搭載にも対応するという。
Mini ITXシステムの構築にあたって難点となるグラフィックスカード搭載を、大胆にケース外へと放り出して解決した点が大きな特徴のPC製品。今のところ開発中の製品で、専用設計のマザーボードには第13世代Intel Core HXシリーズかAMD Ryzen 7045HXシリーズを採用予定。電源ユニットにはSFX規格のサイズを搭載でき、6リットルのコンパクトな容量(グラフィックスカードは含まないが…)できわめて強力なパフォーマンスを発揮できるという。
当然ながら、ケース内に封じ込めるよりグラフィックスカードをよりよいエアフロー環境で使用可能。取り外しや据え付けはATXサイズのPCよりも極めてかんたんになりそうだ。Minisforumは発表の中で、「まだ発売日は決まっていませんが、この待望の製品が市場に波紋を呼ぶことは間違いないでしょう」と述べている。