シャープは、4K有機ELテレビの2023年モデル「AQUOS QD-OLED FS1シリーズ」と「AQUOS OLED FQ1シリーズ」の2シリーズ4機種を8月5日から順次発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、QD-OLEDの55型が44万円前後、通常有機ELの55型が33万円前後など。

  • 65型「4T-C65FS1」

  • 65型「4T-C65FQ1」

■AQUOS QD-OLED FQ1シリーズ(量子ドット有機EL)

  • 65型「4T-C65FS1」:60万5,000円前後 / 9月16日
  • 55型「4T-C55FS1」:44万円前後 / 9月16日

■AQUOS OLED FQ1シリーズ(有機EL)

  • 65型「4T-C65FQ1」:47万3,000円前後 / 8月5日
  • 55型「4T-C55FQ1」:33万円前後 / 8月5日

FS1シリーズは量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用しているのが大きな特徴。QD-OLEDパネルを搭載したテレビは、国内メーカーではソニーの「A95K」シリーズ(2022年モデル)があり、シャープも有機ELの最上位シリーズとして、AQUOSテレビ初のQD-OLEDモデルを新たに投入する。

QD-OLEDパネルは、青色光を放つ有機EL発光層の上に、量子ドット層を重ねて光を波長変換し、純度の高い赤、緑、青の3原色を生成、さまざまな色をあざやかに映し出せるのを特徴としている。

また、発光の妨げになる熱を効率的に抑える新開発の放熱構造「クールダウンシールドII」とパネル制御回路「クライマックスドライブ」を組み合わせて、パネルが持つ輝度や色彩性能を引き出し、鮮烈さとリアリティを兼ね備えた映像美を追求した。解像度は4K/3,840×2,160ドットで、120Hzの倍速駆動に対応する。

FQ1シリーズは、2022年モデル最上位の4K有機EL AQUOS「ES1」シリーズで採用していた高輝度「S-Brightパネル」を、有機ELのミドルレンジシリーズに投入。

有機ELパネルと、発光による発熱を効率的に抑える放熱構造「クールダウンシールド」を組み合わせ、明暗豊かでダイナミックな映像を追求している。さらに、独自のパネル制御「スパークリングドライブEX」回路により、「漆黒の夜空にきらめく花火や星々などを明暗豊かでダイナミックに映し出す」という。パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、120Hzの倍速駆動にも対応。

画像処理エンジンは、FS1シリーズが「Medalist S4X」、FQ1シリーズが「Medalist S4」。どちらもAIプロセッサーを採用し、番組や映像シーン、部屋の明るさにあわせて画質・音質を最適化する機能を備える。前者は2022年発売のAQUOS XLED「EP1」シリーズで既に採用されており、新たにQD-OLEDに合わせたチューニングを施したもの。後者は液晶テレビ「AQUOS 4K」2023年モデルで先んじて採用しており、有機ELテレビにも導入したかたちだ。

音響システムは、画面下部に加え、上部にもスピーカーを配置した「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)を採用。立体音響のDolby Atmosとの相乗効果で、包み込まれるような音響体験画楽しめるという。さらに上位のFS1シリーズでは、パワーボイススピーカーを含む5種類11個のスピーカーユニットで、総合85Wの高出力を実現している。このほか、誤作動による急な大音量を防ぐ「最大音量制限」機能を全機種に導入した。

どちらもシステムにGoogle TVを採用。NetflixやAmazon Prime Video、U-NEXT、Hulu、ABEMA、YouTube、Disney+といった映像配信サービスが利用でき、付属のリモコンにこれらのサービスを直接起動できるダイレクトボタンが備わっている。

  • 付属のリモコン

液晶テレビ AQUOS 4Kの2023年モデルと同様に、Googleアカウントと連携して使えるヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」を備え、スマートウォッチや体重計、血圧計などの対応機器で測定した歩数や心拍数、体重、血圧といった日々の変化を大画面でグラフィカルに表示。日々の健康管理をサポートするという。放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフでわかりやすく表示するアプリ「AQUOSスクリーンタイム」も新たに追加した。

  • 「AQUOSヘルスビューアー」の画面イメージ

  • 「AQUOSスクリーンタイム」の画面イメージ

ほかにも、ビデオ通話アプリ「Google Meet」に対応し、別売の外付けUSBカメラを接続してビデオ通話が可能。ミラー/カメラアプリ「リビングカメラ」では、カメラ映像(ミラー)の上にYouTubeの映像を同時に表示可能になり、ヨガなどのお手本映像を見ながら、テレビを通じて自分の姿をチェックするといった使い方を提案している。

BS4K/110度CS 4Kダブルチューナーを搭載し、外付けUSBハードディスクをつなぐと、4K放送を見ながら別の4K放送と地上/BS/110度CS放送の2番組同時録画が可能だ。新たに、テレビにつないだUSB HDD内の録画番組をフォルダ表示する「まと丸」が利用可能になる。

  • 「リビングカメラ」アプリの利用イメージ