世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、人工甘味料「アスパルテーム」に、発がん性の可能性があるとの見解を発表した。ネットでは「ヤバさが広がってる~」「最初からわかってた」などと話題となっている。

  • 人工甘味料「アスパルテーム」の発がん性、WHOが許容量の見解 - ネット「わかってた」「酒よりマシ」

    人工甘味料「アスパルテーム」に発がん性の可能性があるという。ただ、一般的に使用される量では安全性に大きな懸念はないとも

アスパルテームは、各国で食品添加物として認可され、広く使用されてきた人工甘味料。砂糖に似た甘さで、ダイエット飲料やチューインガム、アイスクリーム、ヨーグルト、歯磨き粉、咳止めドロップなど、さまざまな食品や飲み物に広く使用されている。日本では、1983年に食品添加物に指定され、その安全性は評価されてきた。

同機関によると、アスパルテームを発がん性分類の「グループ2B」に指定。特に、肝臓がんとの関連性を指摘された。同じ分類として、鉛やガソリン、漬物、クロロホルムなどがカテゴライズされている。ただしこのグループは、ヒトへの発がん性を示す証拠が「限定的」であり、動物での発がん性を示す十分な証拠がないことを示す。

一方で、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、許容摂取量を変更する十分な理由はないとし、アスパルテームの1日当たりの許容摂取量として、体重1キロあたり40ミリグラムを維持。これは、体重70キロの人が、アスパルテーム入りの炭酸飲料を9~14缶摂取する量に相当する。この制限内での摂取は安全であると述べた。

WHOは、アスパルテームが一般的に使用される量では安全性に大きな懸念はないものの、さらなる研究が必要だとしている。

ネット上では「下から2番目というのが何とも微妙」「やけに大きくてお得感だなー、と感じる味のある清涼飲料水の裏側みると入ってたりする」「人工甘味料のヤバさがどんどん広がってる~😭」「最初からわかっていたけどね」「酒やアルコールよりマシならほぼ大丈夫やろ」などの声が寄せられた。