アイ・オー・データ機器は12月22日、4Kパススルー対応のiPad連動型ストリーミングボックス「GV-LSMIXER/I」を大幅にアップデートする新ファームウェア「Ver.1.4.136」の提供を開始した。

専用アプリ「LIVEACROSS」とともにアップデートすることで、録画や縦画面配信、さらに凝った編集やシーンテンプレートのダウンロードといった新機能を利用できるようになる。

  • GV-LSMIXER/I

「GV-LSMIXER/I」は、iPadの専用アプリ「LIVEACROSS」を使って、直感的なタッチ操作でセミナー映像やゲーム実況などのライブ配信を行えるストリーミング用デバイス。ビデオキャプチャー、ビデオスイッチャー、 オーディオミキサー、配信エンコーダー機能といった配信に必要な機能をすべて搭載している。

今回のアップデートにより、ライブ配信と同じ映像をUSBストレージに録画できるようになった。録画データを動画共有サイトやクラウドサービスにアップロードすることで、リアルタイムで視聴できなかった人もアーカイブ動画として視聴できるようになる。

また、ライブ配信アプリ「17LIVE」においては、スマートフォンでの視聴に特化した縦画面配信でも、複数のカメラを使用できるようになった。たとえば「全体を映した映像」と「商品だけを映した映像」などをスムーズに切り替えられるという。

  • 「GV-LSMIXER/I」にiPadをセットした状態

さらに、編集作業時にひとつ前の状態やひとつ後の状態に戻すことのできる「リドゥ・アンドゥ機能」や、シーン画像の拡大機能、グリッド線表示機能が追加され、より凝った編集がしやすくなった。「GIFアニメーション画像」の挿入にも対応し、「クロップ機能」では挿入した画像の必要な部分だけを切り抜いて使用できる。

加えて、作成したシーン構成を同一プロジェクト内でコピーできるようになった。たとえば、同じ画面構成で文字だけ変えたシーンを作成したり、テロップはそのままで映像の配置だけ変えたりするなど、より円滑にシーン作成できるという。

そのほか、サポートライブラリからこれまでのシーンテンプレートの画像素材をダウンロードできるようになった。配信に利用するiPadに画像素材をあらかじめダウンロードすることで、誤って必要なシーンテンプレートを消してしまった場合でも復活させることが可能だ。他のシーンテンプレートの画像素材と組み合わせることもでき、画像を作り込む必要がなく自分の配信スタイルに合わせた画面を手軽に作れる。

「GV-LSMIXER/I」ファームウェアのアップデート、およびシーンテンプレート画像素材のダウンロードは、サポートページから行える。ファームウェアのアップデート方法についてはアイ・オー・データ機器の該当ページを参照のこと。