PFUは7月19日、学生の紙教材を使った勉強をドキュメントのデジタル化でサポートする「ScanSnapデジタル学習支援プロジェクト」を発表した。デジタル学習を推進したい学生や家族、学習塾などに対し、ドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1600」などを無償でモニター提供する。プロジェクトへの募集は7月19日から開始する。
ScanSnapデジタル学習支援プロジェクトの背景は、教育現場で紙とデジタル教材を併用するようになった昨今、生徒にとって最適な学習環境を知るため、PFUと学習管理アプリ「Studyplus」を運営するスタディプラスが共同でアンケートを実施。その結果、学生が大量の教材の持ち運びや勉強場所の確保に問題を感じていることがわかった。ふだんの持ち物を減らすため、紙教材を自身でデジタル化するのを支援するのがこのプロジェクトの内容となる。
ScanSnapデジタル学習支援プロジェクトの実施にあたっては、紙教材のデジタル化のためドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1600」またはイメージスキャナー「ScanSnap SV600」を無償で提供する。モニターは各機種5名ずつ。募集期間は7月19日~8月2日まで。
プロジェクトに応募できるのは、デジタル学習を実施できる環境にある小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 大学院生 / 短大生 / 高専生 / 専門学校生とその家族。ScanSnapを活用したデジタル学習を学校に導入したい教師、学習塾に導入したい講師。
その上で、スマートフォン / タブレット / PCなど、データ化した教材を保存できる環境があり、導入結果のヒアリングとアンケートの回答に協力することが条件となる。アンケート回答については、学生と教師、学生と家族など、応募するメンバー全員が回答する必要がある。
提供するスキャナーについては、「ScanSnap iX1600」が毎分40枚の高速読み込みが可能なモデル。「ScanSnap SV600」は、A3サイズまでの書類を非破壊で読み取れるスタンド型スキャナで、教材を裁断したくない人におすすめだ。