モトローラ・モビリティ・ジャパンは7月6日、Androidスマートフォン「razr 40 ultra」の日本市場投入を発表した。7月12日に発売予定で、直販サイト「moto store」での価格は155,800円。
razrはフィーチャーフォン時代の世界的ヒット機種に由来するブランドで、折りたたみスマートフォンとしては4代目。6月1日に海外版が発表された。海外版にはスペックを抑えた廉価版の「razr 40」もあるが、日本市場には上位モデルの「razr 40 ultra」のみを投入する。
Galaxy Z Flipシリーズなどのような縦折り型のフォルダブルディスプレイを採用し、6.9インチの大画面をコンパクトに折りたたんで持ち運べる。閉じた状態での簡易操作に用いるサブディスプレイを3.6インチまで拡大したことが特徴で、専用ウィジェットではなく一般的なアプリをサブディスプレイ上で利用できる。
開きかけの状態で自由な角度で止められるフレックスビュースタイルを採用し、スタンドいらずの写真・動画撮影などへの活用を提案する。このほか、144Hzの高リフレッシュレートへの対応、Dolby Atmosに対応したステレオスピーカーの搭載、30W急速充電なども特徴。クアルコムのハイエンドSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載する。
日本版の本体カラーはインフィニットブラックのみ。FeliCaには対応しない。日本国内の通信事業者ではインターネットイニシアティブ(IIJ)が独占で扱う。端末単体の販路としては直販サイト「moto store」や各ECサイト、家電量販店でも販売する。特典として、購入日から1年以内にディスプレイを破損した場合、修理代金を1回無料でサポートする。
razr 40 ultraの主な仕様は下記のとおり。
- OS:Android 13
- SoC:Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1
- メモリ(RAM):8GB(LPDDR5)
- ストレージ(ROM):256GB(UFS 3.1)
- メインディスプレイ:6.9インチ 2,640×1,080(フルHD+)有機EL 144Hz、HDR10+対応
- サブディスプレイ:3.6インチ 1,066×1,056 有機EL
- アウトカメラ:約1,200万画素 F1.5(広角)+約1,300万画素 F2.2(超広角)
- インカメラ:約3,200万画素 F2.4
- 対応バンド(5G):n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n41/n66/n77/n78/n79
- 対応バンド(4G):1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66
- SIM:nanoSIM/eSIM
- Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6E)
- Bluetooth:5.3
- バッテリー:3,800mAh
- 急速充電:最大30W(TurboPower、充電器別売)
- 外部端子:USB Type-C(USB 2.0)
- 生体認証:指紋認証、顔認証
- 防水/防塵:IPX2/IP5X
- サイズ(展開時):約170.83×73.95×6.99mm
- サイズ(収納時):約88.42×73.95×15.1mm
- 重量:約188g