ファーウェイ・ジャパンは5月24日、完全ワイヤレス(TWS)イヤホンを内蔵したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」を一般発売した。価格は71,280円。

HUAWEI WATCH Budsは、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先行販売を実施し、目標金額を大きく上回る応援購入総額14,370,286円を集めた。プロジェクトはすでに終了している。

  • HUAWEI WATCH Buds

ダイヤル裏にTWSイヤホンを搭載する、“一台二役”のスマートウォッチで、イヤホンとスマートウォッチを別々に持ち歩く必要がない。ダイヤルの液晶画面がふたになっており、ダイヤル下のスイッチを押すと開いて、ふた裏に吸着したTWSイヤホンが現れる。

  • ダイヤルの液晶画面がイヤホンケースのふたになっており、開くとTWSイヤホンが現れる

スマートウォッチとしての性能は、ディスプレイに1.43インチ、326ppi(466×466ドット)のAMOLEDカラータッチスクリーンを採用。ケース径も47mmと大きく、文字盤の表示やアプリ選択画面が見やすい。

  • ケースは47mm径

  • アプリの表示も大きく見やすい

ヘルスケア機能はストレス、睡眠、血中酸素レベル、心拍数、といった項目をモニタリングして計測(いずれも医療用途には使えず、あくまで健康管理を目的とした機能)。特に、睡眠トラッキングに関しては、新しくアップデートされた「HUAWEI TruSleep 3.0」技術を用いてモニタリング・アドバイスを受けられる。

専用アプリ「HUAWEI Health」と連携によるスポーツモニタリング機能も多く搭載し、80種類以上のワークアウトモードをサポート。ランニングやウォーキング、サイクリング、縄跳びなどに対応し、詳細なデータを取得できる。

  • 充実したヘルスケア機能

内蔵バッテリーは、イヤホンと並行して使うと約3日間、スマートウォッチのみ省エネモードで使った場合約7日間駆動する。センサーは加速度、ジャイロ、光学式心拍、環境光、ホール、静電容量センサーなどを内蔵。本体サイズはW47×D47.5×H14.99mm、重さは約66.9g(ベルト含まず)。

内蔵されているイヤホンは、平面振動版ドライバーユニットを搭載。サウンドは「全音域で高い解像度を実現し、音源に近く、クリアで歪みのない音を実現した」という。

内耳の形状とアプリによって、音質を個別に最適化するファーウェイ独自技術「アダプティブ・イヤーマッチング・テクノロジー」(AEM EQ)を採用。イヤホン自体には左右の区別がなく、耳を入れると左右を判別しステレオ再生にも対応している。本体は重さが片耳4gと軽量で、緩やかにカットされた八角形の円柱型だ。

  • イヤホンのサイズはかなり小型だ

  • ダイヤル裏にマグネットで張り付く

周囲のノイズを低減するアクティブ ノイズ キャンセリング(ANC)を備え、没入感の高い音楽体験が可能。通話時のノイズキャンセリングは、骨伝導センサーとデュアルマイク、AI技術により周囲のノイズを抑えつつ、自分の声を識別・強化するため、クリアな通話が楽しめるとする。イヤホンを装着したまま周辺の環境音を取り込む「外部音取り込みモード」も搭載。

耳の周りやイヤホン本体を軽く叩くことで、振動を読み取って各種操作が行える「タップコントロール」を、ファーウェイのイヤホンとして初めて搭載(内蔵する加速度センサーで感知)。2回のタップで楽曲再生/停止/通話応答など、3回のタップでノイズキャンセリング機能オンなどが可能だ。

  • 耳の周囲か本体を叩くことで本体操作を行える

イヤホンが見つからないときは「イヤホンを探す」機能で、スマートウォッチからイヤホンを鳴らして探せる。イヤホンの主な仕様は以下の通り。

対応コーデックはSBC/AAC。イヤホン本体の連続使用時間はANCオンで音楽再生が約3時間、通話が2時間、ANCオフで音楽再生が約4時間、通話が2.5時間。イヤホン本体のサイズはW10.3×D10.3×H21.8mm。3サイズ(S/M/L)のイヤーピース。充電クレードル付きUSBケーブル(スマートウォッチごと使用)が付属する。

  • 専用文字板のラインナップも一新

  • コントロールセンター画面

  • ベルトカラーはカーキ