ローランドは、小型電子楽器「AIRA Compact」シリーズにTWEAK SYNTHESIZER(ツイーク・シンセサイザー)「S-1」を追加、2023年5月26日より販売を開始する。市場想定価格は22,000円前後。

  • 「AIRA Compact」シリーズの新モデル、TWEAK SYNTHESIZER(ツイーク・シンセサイザー)「S-1」

「S-1」は、ローランドのモノフォニック・シンセサイザー「SH-101」(1982年発売)の音源をもとに同社独自の「ACBテクノロジー」により開発されたツイーク・シンセサイザー。オリジナルの「SH-101」はモノフォニック(単音)であったが、本製品は4ボイスのポリフォニック仕様となっている。

18個のつまみとキーボード・パッドを搭載し、それらを使って音作りが行える。オシレーター、エンベロープ、フィルター、LFOセクションによりトーンを作成、エフェクトも専用のつまみで調整可能。キーボード・パッドは、2オクターブ以上のキーボード演奏、アルペジオ、ステップ・シーケンサーなどの機能にアクセスできる。オシレーターでは、「OSC DRAW」(オシレーター・ドロー)を使うと、波形のカスタマイズも行える。「OSC CHOP」(オシレーター・チョップ)では、波形を分割して金属音を生成させられ、音作りの幅を広げられる。

内蔵のシーケンサーは最大64ステップ、64個のパターンを記録できる。また、シンセサイザーやエフェクターの各パラメーターをコントロールするつまみの動きを記録できる「モーション」機能も装備。さらに、本体を傾けることで、音程をコントロールしたり音を左右に揺らしたりしてサウンドに効果を加える「D-MOTION」、音楽的なフレーズを生み出す「アルぺジエーター」やフレーズを思い通りに再構成する「ステップ・ループ」などの機能を搭載。ライブ感と即興性あふれる演奏を実現する。

サイズ/質量は、W188×D106.5×H41.7mm/305g(電池含む)。本体のほか、USB Type-C to USB Type-Aケーブルが付属する。