イーロン・マスク氏が自身のTwitterアカウントでブロック機能に言及したことがネットで話題になっている。一部にブロック機能の削除を懸念する反応もあったが、今回のツイートの趣旨はブロックを解除してネガティブなフィードバックを受けることにも意味があるので自分はブロックをやめた、ということのようだ。

  • マスク氏がブロックに言及したツイート

    マスク氏がブロックに言及したツイート

話題になっているのはマスク氏が4月16日に行ったツイート。同氏は「ブロックを削除することは検討に値する。それで起こるいちばんひどいことは何か? 言葉と絵文字……」と投稿した。

このツイートの最初の部分から、一部では「Twitterのブロック機能を削除するということか?」という反応もあったが、マスク氏は前述のツイートに先立って「このプラットフォーム(編集部注:Twitterのことか)において、ネガティブなフィードバックを受け取ることには、自身のエゴに基づく間違いを減らすことに役立つ」「だから私は自分のブロックリストを削除した」という投稿を行っており、前述のツイートもTwitterのブロック機能の削除についての話ではなく、ユーザーにブロックを解除してネガティブなコメントにも目を通すことを勧めたものであるようだ。それに従って解釈すれば、前述のツイートの後半は「(ブロックを解除しても)起きるのはせいぜい言葉や絵文字が送られるくらいだ」、つまり物理的な実害はないということかと思われる。

とはいえ、マスク氏が日々受け取るコメントの中には相当に辛辣な批判もあるだろうことは想像に難くない。それでも「問題ない」と言ってしまえるあたり、マスク氏のハートの強さはさすがというほかはなく、なかなか一般ユーザーが真似をできる境地ではなさそうだ。