Googleは4月13日、日本で初めてとなる同社データセンターを千葉県印西市に開設。同日開所式を行ったと発表した。

  • 千葉県印西市に開設したデータセンター 提供:Google

2022年に発表した、日本社会のデジタル化を支援する取り組み「デジタル未来構想」の一環として開設したもので、この取り組みでは、2024年にかけ総額1,000億円を日本のネットワークインフラストラクチャに投資。日本とカナダ西海岸をつなぐ海底ケーブル「Topaz」の開通も2023年に予定する。

今回、千葉県印西市に開設したデータセンターは、平均より高い温度で稼働することで冷却用のエネルギーを節約するほか、寒冷期には外気温を利用した冷却システムを採用するなど、環境に与える影響を最小限に抑える設計だという。

  • データセンターの内部 提供:Google

Googleでは今回のデータセンター開設にあわせ、NPO法人みんなのコードとNPO法人Waffleを通じ、印西市や千葉県に住む児童生徒を対象にしたプログラミングなどのデジタル教育活動も支援する。同社は日本ユーザーに役立つ製品やサービスを開発し、それらを使うインフラへの整備投資も行うことで、日本のデジタルトランスフォメーションと経済発展に寄与する取り組みを続けるとしている。

  • 4月13日に行われた開所式 提供:Google