3月27日からパスポート(日本国旅券)の更新などの一部手続きがオンライン申請に対応した。
一律でオンライン申請の対象となるのは、有効期間が残り1年未満となった場合や査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合の切替申請(更新)のみ。従来は申請と受け取りの2回窓口に行く必要があったところを、受け取りの1回のみで済ませられる。
例外として、一部府県では戸籍謄本を簡易書留で提出すれば、新規申請や記載事項変更(氏名・本籍など)、紛焼失届出もオンラインで申請できるところがある。2024年度中を目標に戸籍に関するシステムのオンライン化が進められており、対応完了後は更新以外の手続きも全国で可能となる見通し。
更新のオンライン申請には「有効期間内のパスポート」「マイナンバーカード」「マイナポータルアプリ対応のスマートフォン」が必要。手続きにはiPhone/Androidスマートフォンのマイナポータルアプリを利用し、マイナンバーカード発行時に設定した「利用者証明書用電子証明書パスワード」「署名用電子証明書暗証番号」の確認が求められる。