国土交通省は1月4日、自動車検査証(車検証)の電子化を開始した。同日以降に発行される車検証は、ICチップが埋め込まれたA6サイズのものに変わる(従来はA5サイズ)。なお、軽自動車については1年後の2024年1月に電子化が予定されている。

  • 1月4日から車検証の電子化がスタートした

    1月4日から車検証の電子化がスタートした

電子化後の車検証は券面に印字される項目が減り、「自動車検査証の有効期間」「所有者の氏名・住所」「使用者の住所」「使用の本拠の位置」などはICタグ内のデータとしてのみ記録される。電子化の利点としては、記録事務代行サービスの構築により、整備事業者と運輸支局等との間のやり取りがスムーズになるとされている。

車検証閲覧アプリはiOS/Android/Windows版が用意されている。対応OSはiOS 14/15、Android 9/10/11/12、Windows 10(21H1/21H2)、Windows 11(21H2)。スマートフォンはNFC対応機種、PCはICカードリーダーが必要となる。

各プラットフォームのアプリストア(App Store/Google Play/Microsoft Store)を通じて提供されるが、PC版については企業内PCなどの制限された環境での利用も想定し、サイドローディング版を電子車検証特設サイト内で配布している。