現行最新電源ユニットのATX 3.0規格で採用され、NVIDIA製最新グラフィックスカードにも搭載されている12VHPWRコネクタにおいて、若干のマイナーチェンジが行われるのかもしれない。 VideoCardzIgor's Labが報じている。

  • 画像はCORSAIR用のPCIe 12VHPWR変換ケーブル

12VHPWRコネクタは、1本の接続で最大600Wまで出力できるPCIe向け電源コネクタ。NVIDIA GeForce RTXシリーズの最新グラフィックスカードで採用例が見られ、ATX 3.0やPCIe 5.0で規格化されている。

しかし、NVIDIAの採用製品において接触部が熱で溶けてしまう事象がいくつか発生。NVIDIAの調査では、ケーブルがしっかり差し込まれていない場合にコネクタが高温になることが判明している。一方で最新グラフィックスカードのサイズ自体がかなり大きく、無理にケーブルをケース内に収めようとして接触が不安定になることもあり、ケーブルそのものの仕様だけが原因ではないことも指摘されている。

今回の改良ではコネクタ内の接触面積をさらに増やすべく、3ディンプルデザインから4スプリングデザインへの改良が検討されているようだ。

  • 接触を安定させ、接触面積も大きくなる