ポータブル電源で知られるEcoFlowが、期間限定のポップアップストア「EcoFlow Store 二子玉川ライズ S.C.店」を東急二子玉川駅(東京都世田谷区)近くにオープンしました。EcoFlow初の実店舗で、実際に製品を試せるほか購入もできます。出店期間は4月16日まで。
二子玉川ライズ S.C. タウンフロントの1Fにオープンした期間限定ストア。EcoFlow製品は家電量販店でも一部製品の取り扱いが始まっているものの、重量のある大容量のポータブル電源や、開くと場所を取るソーラーパネルはほとんど展示されていません。今回のストアでは、そのような大型製品も実機を展示し、担当者から詳しい説明を受けたり質問もできるようにしています。
EcoFlowの中井拓氏によると、今回のストアは販売で利益を得るのが目的ではなく、EcoFlowのブランドを広めたい狙いがあるといいます。「EcoFlow製品のユーザーは8割が男性で、年齢層も40~50代が中心。それに対し、二子玉川ライズの来訪者は女性やファミリー層が多く、年齢層も30代が中心と若い。これまでアプローチできていなかった層にEcoFlowのブランドや製品を浸透させるべく、こちらへの出店を決めた」(中井氏)。
ストアの展示で特徴的なのが、入り口近くの一等地にソーラーパネルを展示していること。「昨今の電気代高騰を受けた節電意識の高まりを受け、ソーラーパネルに注目が高まっている。特に、新築戸建てにソーラーパネルの設置が義務化された東京都は、その傾向が強い。ソーラーパネルと組み合わせるとポータブル電源はさらに便利に活用できることを多くの人に伝えたい」(中井氏)。
ブランド認知がメインのストアですが、展示している製品はすべて販売しており、送料無料で配送してくれます。ポータブル電源「RIVER 2」シリーズのみ、持ち帰りも可能。販売価格は、EcoFlow直販サイトと同じ価格に設定しており、直販サイトでセールを実施している場合はこのポップアップストアでも同じセール価格で購入できます。
国内のポータブル電源市場でのシェアを高めているEcoFlowですが、中井氏は今年中にポータブル電源の廃棄回収の仕組みを整える予定だとしました。「ポータブル電源やモバイルバッテリーを買ったはいいが、不要になった際にどうやって処分すればよいのか分からず困っている」という声が増えつつある現在、メーカー自身が回収を実施するという点は、今後ポータブル電源選びの大きなポイントの1つになるでしょう。