アマゾンジャパンは3月2日、三井不動産レジデンシャルリースとの協業を発表した。内容はKey for Business(KfB)の導入に関するもの。

  • オートロック付きマンションでの「置き配」実現に向け、Amazonと三井不動産レジデンシャルリースが協業

    オートロック付きマンションでの「置き配」実現に向け、Amazonと三井不動産レジデンシャルリースが協業

KfBとは、オートロック付きマンションへの荷物配送時に、Amazonの委託先であるドライバーに対して、配送用アプリを通じて一時的な解錠権限を付与できるシステム。CO2排出量やドライバー不足の観点から問題視される宅配物の再配達増加問題の軽減につながる。

購入者目線でいえば、オートロック付きマンションでも玄関前への置き配を実現することで、宅配ボックスの満室による再配達を避けることができたり、大きな荷物でも非対面で受け渡せたりといった利便性向上のメリットがある。

三井不動産レジデンシャルリースは2022年末時点で78,000戸の賃貸マンションを管理しており、今後、建物所有者の承諾を得られた物件から順次KfBを導入していく。

  • Key for Business(KfB)利用時の流れ。あくまで実際に配達すべき荷物がある時に限って、一時的にオートロックを解除できる仕組みとなっており、防犯面の不安にも配慮されている

    Key for Business(KfB)利用時の流れ。あくまで実際に配達すべき荷物がある時に限って、一時的にオートロックを解除できる仕組みとなっており、防犯面の不安にも配慮されている