iPhoneを購入してから1年が経過、ふと気がつけばバッテリーのもちが悪くなったような...そんなときは、『設定』→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順に画面を開き、「最大容量」項目をチェックしましょう。その値が90%を下回った頃からバッテリー交換を意識しはじめ、80%に近づいたら交換、という流れがひとつのめやすになります。
歴代iPhoneに採用されているリチウムイオン(ポリマー)バッテリーは、使うにつれ性能が低下します。Appleの公式文書によれば、充放電を500回ほど繰り返したとき使用開始時点の最大80%を維持できるよう設計されているそうです。
満充電のバッテリーを1日1回ゼロにするペースで性能低下を計算すると、80%に到達するまでの期間は約16カ月。90%がその中間地点だとすると、iPhoneの使用開始日から現在までと同じ日数がバッテリー交換まで残された期間と考えられます。
なお、「バッテリーの最大容量80%」はあくまでめやすです。最大容量が80%を下回るほどバッテリーの性能低下が進行したとしても、低電力モードで電力消費ペースを遅らせるなど工夫すれば、充電回数を大きく増やさずに済みます。
最大容量が80%を下回っても、充放電回数が増えればさらに性能低下は進行します。低電力モードにしても朝から夕方までもたなくなった、突然シャットダウンするようになったという場合には、バッテリーの交換を検討しましょう。
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バッテリーの最大容量が90%程度になったら、80%以下になったときのことを考えはじめましょう