iPhoneのバッテリー残量を把握する方法は、ひとつではありません。ホーム画面/ロック画面右上(ステータスバー)にある乾電池に似たメーターを見ることがもっともオーソドックスな方法ですが、コントロールセンターを表示する、バッテリーウィジェットを見る、Siriに「バッテリー残量は?」と聞く方法もあります。

そしてここに4つ挙げた方法のうち、ステータスバーの乾電池を見る方法だけがメーターの伸縮という抽象的な表現になっています。長針と短針だけで時刻がないアナログ時計のように、メーターの伸縮でもじゅうぶん役立ちますが、残量20%を下回ったあたりの1%の違いが重要なシチュエーションでは困るかもしれません。

iOS 16では、ステータスバーのバッテリー残量も数値で表示できるようになりました。初期設定ではメーターのままですが、『設定』→「バッテリー」画面にある「バッテリー残量(%)」スイッチをオンにすると、バッテリー残量を数値で表示するよう乾電池のデザインが変化します。

この設定は、従来のバッテリー残量表示スタイルに慣れたユーザにはやや違和感があるものの、画面の切り替えを気にせずいつでも数値でバッテリー残量を確認したいユーザにとっては待望の新機能となっています。つねに正確なバッテリー残量を知りたい、いちいちコントロールセンターを表示したくない、という場合にはお勧めの設定です。

ただし、この表示スタイルはiPhone XRとiPhone 11、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniでは使用できません。Face ID搭載モデルでは、パーセント表示とメーター表示の二者択一(パーセント表示を選択するとメーターが伸縮しなくなる)になるため、メーターの伸縮という抽象的な表現のほうがしっくりくる場合には設定をそのままにしておきましょう。

  • iOS 16では、ステータスバーのバッテリー残量をつねに数値で表示できるようになりました