バイク事故の際、最も怪我をしやすいのは脚部といわれている。このほど、スウェーデンのMo'Cycle社が、エアバッグ付きのオートバイ用ジーンズ「Airbag Jeans」を開発した。エアバッグが作動すると、少し面白い見た目になるが、事故時の安全性を高めてくれるという。

  • バイク事故から下半身を守る「エアバッグ付きジーンズ」が登場 - ネット「強そう」

    バイク事故から下半身を守る「エアバッグ付きジーンズ」が登場

「Airbag Jeans」は、一見普通のジーンズだが、内側にエアバッグが内蔵されている。バイクの運転時に車体とジーンズに内蔵するCO2カートリッジをケーブルで繋ぎ、事故でライダーがバイクから放り出されるなどしてケーブルが強く引っ張られると、カートリッジの栓が抜ける。すると、瞬時にエアバッグが膨らみ、転倒時の怪我を軽減できるという仕組みだ。膨らんだあとは、しばらくするとしぼみ、交換用のCO2ボンベを再装填すれば、何度もエアバッグを展開可能だという。

上半身もしっかり守ろう。でもその前に第一は安全運転だ

エアバッグは、膝までしか膨らまないが、その下にはポケットがあり膝を保護できるニーパッドがつけられる。また、耐摩耗性に優れた生地を使用し、洗濯もできるという。ブラックとブルーの2色展開で、価格は499ドル(約67,000円)だ。

  • 膝の上までしかエアバッグは内蔵されいないが、膝にはニーパッドを入れられるポケットがついている

  • ブラックは撥水性がある

ちなみに、こうしたエアバッグ付きズボンを最初に製造したのは、フランスのCX Air Dynamics社だそう。同社が提供する「CX EASYRIDER」は、通常のズボンやジーンズの上に着用して、使用できるエアバッグ付きのズボン。膝と腰には、柔軟で衝撃吸収性に優れたPORON XRDを採用。太ももからすねにかけてはエアバッグを内蔵し、事故時の衝撃から守ってくれる。

  • 「CX EASYRIDER」。脚部全体を保護できる

また、通常のズボンの上から着用するので、脱いだ際は、かさばりを最小限に抑え、ヘルメットに収まるほど小さく折りたたみ保管できるという。価格は599ユーロ(日本円で約86,000円)だ。

車との衝突実験。人形ではなく人間でやるあたり自信がありそうだが、怖い映像なので注意

ネット上では「デザインがなぁ…」「強そう」「自分の命守るためにいいわね」「バブルの時に買ったジーンズぐらいのお値段かな😅身を守る事を考えたらお安いとも言えるけど、防寒タイプもあれば良い」などの声が寄せられた。