自転車の全利用者を対象に、ヘルメットの着用を努力義務とする改正道路交通法が来年4月に施行されることが決まった。

  • 自転車のヘルメット着用が来年4月に「努力」義務化、ネット「チャリスマホも厳罰化を」

    特に都市部で車を運転しているときなど、車道を走る自転車に、ヒヤッとした経験のある人は多いだろう。来年4月から、年齢関係なく、自転車を利用する人はヘルメットの着用が努力義務に

自転車のヘルメット着用は、2008年に実施された改正道交法で13歳未満の児童が自転車に乗る際に着用させる努力義務が保護者に課せられていた。今回の改正法では、自転車を利用するすべての人へと対象が拡大されることになった。ヘルメットを着用していなくても、罰則のない努力義務だが、自転車に乗る際は着用した方がいいだろう。

警視庁の統計によると、2017年~2021年までの5年間で自転車事故で亡くなった人は2,145人だった。そのうち約6割にあたる1,237人は頭部に致命傷を負い、ヘルメット非着用者は、ヘルメット着用者に比べて、亡くなった割合が約2.2倍高かったという。

ちなみに、au損害保険が今年11月に実施した「中高生の自転車の乗車用ヘルメットに関する調査」によると、中高生が自転車に乗る際のヘルメット着用率は着用する中学生は39.2%、高校生は12.0%だったという。若い世代ほど、既にヘルメット着用への抵抗感は少ないのかもしれない。

ネット上では「ヘルメットか…オサレなやつがあるならワンチャン?」「チャリスマホを厳罰化する方が100倍効果高いと思うんだが、、、」「努力義務になると、自分が事故起こした時の相手に払う額がヘルメット付けてるかつけてないかで全然変わるからなあ…」などの声が寄せられた。