国語辞典などで知られる出版社・三省堂から、公式LINEスタンプ「三省堂辞書スタンプ」が登場した。ネットでは「えっほしいw」と注目が集まっている。
「三省堂辞書スタンプ」は、同社の「明解国語辞典」が今年で刊行80周年を迎えたことを記念するキャンペーンの一環だ。トーク画面を模したメッセージ型の吹き出しデザインで、「ありがとう」や「了解」などの言葉とともに、辞書風の解説をしてくれるスタンプだ。
同スタンプは、「明解国語辞典」の流れを汲む「新明解国語辞典」と「三省堂国語辞典」に実際に記載されているものを使用。実生活で役に立つことばを各20語ずつ、計40語選定したそう。それぞれの辞書の特徴を楽しめるよう、使い勝手の良い見出し語と語釈をチョイスしたという。また、日常によく使われる表現には豆知識を掲載し、ことばの持つ様々な側面に触れられるよう工夫したとのこと。
例えば、「お疲れ様」は以下のように説明されている。
おつかれさま[お疲れ(様)]《感》
①相手の労をねぎらう、あいさつ。
[豆知識] 「お疲れさま<です/でした>」の形は、二十世紀末から、目上にも使うふつうのあいさつとされるようになった。
ラインアップの中には、「はいはい」「チル」「それな」「草」「ぷんすか」「主語が大きい」などなど。また、「捕らえて来た動物を、人工的環境と規則的な給餌とにより野生から遊離し、動く標本として一般に見せる、啓蒙を兼ねた娯楽施設」という、なんともストレートな説明の「動物園」なども用意されている。スタンプとしての使い勝手が良さそうなものが多く、ニュアンスを正確に伝えやすいかもしれない。
このほか、明解国語辞典の刊行80周年を記念して、オリジナルグッズが当たるキャンペーンも実施している。興味があれば、ぜひ特設サイトを見てほしい。
ネット上では「『主語が大きい』とか『動物園』がラインナップされてるの笑うわ」「やばい。このスタンプ控えめにいって良すぎ。」「人情味あふれる解説はたまらんよw」「えっほしいww」「言われてみれば面白いのがわかるけどこれを思いついた人は凄いね」などの声が寄せられた。