OMデジタルソリューションズは2月8日、マイクロフォーサーズシステム規格の望遠マクロレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を発表した。希望小売価格は231,000円で、予想実売価格は185,000円前後。2月24日より発売する。

  • 35mm判換算で180mm相当の望遠マクロレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」

35mm判換算で180mm相当の望遠マクロレンズ。レンズ構成は13群18枚で、スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ4枚、スーパーHRレンズ1枚、HRレンズ1枚を使用。接写から一般の領域まで高い描写性能を発揮する。近接撮影時に目立つ色収差を抑制するほか、色にじみを抑えたきれいなボケ表現も可能だ。4倍の超高倍率撮影が可能で、別売の2倍テレコンバーターを装着すれば最大撮影倍率8倍の超高倍率マクロ撮影も行える。

  • 高性能ミラーレス「OM-1」に装着したところ

  • 鳥の羽根の細かな模様も鮮明に描き出せる

  • レンズ構成

レンズ表面には、ゴーストやフレアを排除するZERO(Zuiko Extra-lowReflection Optical)コーティングを施し、逆光などの厳しい条件下の撮影でも描写はクリアだ。マクロレンズで発生しやすいスポットフレアも抑制している。最前面のレンズにはフッ素コーティングを施し、防汚性能も高い。

  • レンズは防塵防滴構造で、最前面のレンズにはフッ素コーティングを施している

フローティング方式のインナーフォーカスを採用しており、2つのフォーカスレンズ群をそれぞれ独立して駆動することで、高速なAFと収差を抑えた高画質を両立する。超高倍率撮影時でもAF撮影が可能で、ミラーレス側の深度合成機能を使うことで被写体にピントの合った写真を撮影しやすい。

  • 純正のマクロフラッシュ「STF-8」を装着したところ

レンズ内手ぶれ補正機構を搭載し、カメラのボディ内手ぶれ補正と協調する「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、最大7段分の手ぶれ補正効果が得られる。防塵/防滴性能は保護等級IP53に対応。-10度の耐低温性能を備え、風景やマクロなどネイチャー撮影に最適な性能を有している。

  • カメラのボディ内手ぶれ補正と協調する「5軸シンクロ手ぶれ補正」にも対応し、最大7段分の手ぶれ補正効果が得られる

フィルター径は62mm、本体サイズは最大径69.8mm、全長136mm、重さは453g。