英アパレルブランド・Vollebakは、マイナス179℃の極寒でも耐えられる防寒ジャケット「Titan Fleece Jacket」を開発し、ネット上で注目が集まっている。

  • タイタン生活もOK、マイナス179℃に耐えられる防寒ジャケットが生まれる - ネット「靴下版も欲しい」

    マイナス179℃の寒さに耐えられる防寒ジャケットが爆誕する。地球上ではオーバースペックな防寒ジャケットだ

「Titan Fleece Jacket」は、宇宙空間での極低温にも耐えられるという防寒ジャケット。その名の通り表面温度がマイナス179℃まで下がる土星の第6衛生「タイタン」の寒さにも耐えられるように設計されたそう。耐寒温度はなんと210℃だという。ちなみに、地球上で観測された最低気温はマイナス89.2℃だそう。

構造としては、暖かなフリースと、世界で最も強い繊維のひとつを組み合わせている。内側に、保温性の高いポーラテックフリースを使用。生地内に空気を含ませ保温性を高める構造で、体温を逃がさず、衣服の内部を快適な状態に保つ。

  • 立体ハニカム構造で、極度の負荷に耐えられるという

外側には、柔らかく耐摩耗性などに優れ、防弾チョッキや戦車の装甲素材などにも使用されるダイニーマと、ポリエステル、エラスタンの複合素材を使用。剛性のほか、耐熱・耐燃性にも優れているという。また、ダイニーマは寒くなればなるほど、素材が凝集して剛性を発揮する構造で、鋼の15倍の強さになるのだとか。また、小さな白い水玉模様の立体ハニカム構造で、極度の負荷に耐えるそう。例えば、時速45kmでの落下や、コンクリート上での引きずりにも耐えられるほど頑丈なのだそう。とにかく、すごく頑丈なことだけは分かった。

重量は約1.35キログラムで、ブラック&ホワイトとブルー&ホワイトの2色展開。価格は約995ポンド(日本円で約16万円)だ。このほか、同じ仕様の「Titan Pants(約12万円)」や「Titan Hat(約3.6万円)」なども販売している。

ネット上では「これの靴下が欲しい」「寝袋やブランケットにしたほうが有用な気がする」「温かそうね、かっこいい」「思った以上に軽装っぽくて凄いな」などの声が寄せられた。