OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回はアップデートされた「ポートレート」です。

「ポートレート」の対応範囲がより広く

  • 「ポートレート」の文字盤

「ポートレート」は、2021年のwatchOS 8で追加された文字盤です。ポートレートモードで撮影された写真の人物を認識して、時刻表示の手前に被写体を配置したような表示が可能です。今回のアップデートでは、その対象が人物だけでなく犬・猫・風景などにも広がりました。また、被写体と切り離した背景にフィルターをかける機能も追加され、よりドラマチックな表現が可能になっています。

情報量と実用性

文字盤の表示内容は以前と変わらず、写真とデジタル時刻表示、コンプリケーションが最大2つです。写真によっては数字の一部が隠れてしまうので、時刻表示の視認性も良いとは限りません。あくまでも写真を見て楽しんだり癒されたりするための、ビジュアル重視文字盤です。

おススメの使い方

「ポートレート」文字盤には、写真を最大24枚登録することができ、手首を上げる度に異なる写真が表示されます。ポートレートモード以外の写真も登録が可能です(被写体を数字の手前に配置したり、背景にフィルターをかけたりする機能は適用されません)。お好みの写真・画像を登録しておけば、時計を見る度に小さな癒しを得られます。

アレンジ例

  • (左・中)ポートレートモードの写真を、被写体と背景に分離。今回のアップデートでは背景にフィルターをかけることが可能になりました
    (右)人物以外の認識にも対応。ただし、精度は被写体によってバラつきがあります

「ポートレート」文字盤のバランスは?

  • 「ポートレート」文字盤のスコアはアップデート前とほぼ同じ。背景のフィルター機能により、クール系やポップ系など見せ方の演出の幅が広がりました