ヤシカジャパンは1月20日、「YASHICA MF-1 スナップアートフィルムカメラ 」全10タイプを3月に発売すると発表した。価格は8,500円。
ヤシカは1949年に八洲精機株式会社として創業し、1958年に株式会社ヤシカに商号を変更、以降1983年に京セラに吸収合併されるまで存続したカメラメーカー。吸収合併の後は、一時期は京セラの海外向けカメラ製品に「ヤシカ」ブランドが使われたものの、2007年には海外メーカーにブランドの商標権を売却。その後に何度か、写真関連製品が何度かヤシカブランドで登場していたものの、継続的な展開には至っていなかった。このたび新製品を投入するヤシカジャパンも2022年11月に設立された企業で、旧ヤシカと直接の関係はない。
今回発売される「YASHICA MF-1 スナップアートフィルムカメラ」は、35mm対応のフィルムカメラ。旧ヤシカからも「MF-1」という型番の製品が海外向けに展開されていたが(国内向けには「ヤシカ フラッシャー」名で展開)、それとは異なる製品。2019年にヤシカブランドのコンパクトフィルムカメラ「MF-1」がクラウドファンディングKickstarterで出資を募っており、今回の再上陸モデルはその新デザイン版にあたる。
デザインは日本人デザイナーの山本真之氏が手がけており、「ヤシカボーヤ」「トイカメラ」「ネガコモン」「フジヤマ」「オリガミ」「キモノ」「ワシ」「ストラクチャー」「ハイカラ」「ガーデン」の全10モデルを展開する。
各カメラにはテーマを設けており、トレンド、クラッシック、アートのデザインがされているとのこと。
また、1月31日までの期間には、渋谷パルコ「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE(ブースタースタジオ バイ キャンプファイヤー)」にて、同商品の展示を実施している。
主な仕様は下記のとおり。
- 重さ:95g
- サイズ:W11×D3.2×H6cm
- 対応フィルム:35mm(ISO400に最適化)
- シャッタースピード:1/120秒
- 絞り:F11
- フォーカス範囲:1m~∞
- 電池:単3形×1(フラッシュ用)
- バッテリー寿命:約120回のフラッシュ発光
- フラッシュ寿命:最大3,000回のフラッシュ発光