OPPOのスマートバンド「OPPO Band 2」が国内発表&予約開始し、2023年1月27日に発売します。既存の「OPPO Band Style」や「OPPO Watch Free」と比べて、さらに健康管理や運動機能が強化されました。発売前にいち早く「OPPO Band 2」(試用機)を使ってみた感想をレビューします。

  • スマートバンド「OPPO Band 2」。販売価格は8,480円。本体サイズは約45.3×29.1×10.6mm、重さは約20g(本体のみ)

まずディスプレイは有機ELで、既存モデルの「OPPO Band Style」では約1.1インチ、解像度126×294ピクセルだったところ、「OPPO Band 2」では約1.57インチ、解像度256×402ピクセルと画面が大きく、クリアになりました。文字がくっきり見えるので、情報が読みやすいです。

バンドの素材はシリコンで柔らかく、手首に優しくフィット。カラーはマットブラックとライトブルーの2色展開です。

睡眠モニタリングでいびき音の検知ができる

「OPPO Band 2」の健康モニタリング機能では、睡眠、血中酸素レベル、心拍数、ストレス、1日のアクティビティを管理することができます。中でも筆者が注目しているのが睡眠で、「OPPO Band 2」ではAndroidスマートフォンと組み合わせ、いびき音が検知できるため、早速、使ってみました。

  • 睡眠や様々な健康状態をモニタリングできる

  • 筆者の睡眠データ。下の濃い青色は深い睡眠、中央が浅い睡眠、上がレム睡眠。睡眠中に目覚めた場合はオレンジ色が表示される

「OPPO Band 2」はスマホアプリの「HeyTap Health」と連携して使用しますが、このいびきモニタリング機能は、寝る前にアプリの睡眠メニューで「いびきの測定」を「開始」して起動します(iOSは非対応)。そしてスマホを枕元に置いて就寝することで、血中酸素レベルやいびき音を検知して、睡眠中の呼吸障害リスクを評価してくれます。評価には1時間以上の測定が必要になります。

  • 「HeyTap Health」アプリの睡眠メニューで「いびきの測定」を「開始」する

  • いびきの測定中はその旨がアプリに表示される

「ひょっとして寝ている間に大きないびきをかいているかもしれない」と、ドキドキしながら測定してみたのですが、筆者のいびきのリスクは正常。現時点ではいびきのリスクがないという結果になりました。

  • いびきのリスクが正常、低リスク、中リスク、高リスクの4段階で表示される

  • いびきのリスクについての解説も表示される

アプリ画面ではさらに詳しい情報を確認することができます。いびきのリスクが正常と安心していた筆者ですが、実はいびきをかいている時間が1時間17分もありました。ただ、いびきの合計時間はひと晩で2時間を超えないのが理想的ということなので、ひとまずは安心できました。

  • アプリの睡眠メニューではより詳しい情報が確認できる

  • 結果に対する説明もあるので、評価が理解しやすい

睡眠の評価も、アプリ側ではより詳しく見ることができます。筆者は毎朝、起床時に睡眠スコアと評価を確認して、アドバイスを参考にするようにしています。そのせいか以前は睡眠中に何度か起きてしまっていたのですが、今は途中で起きることなく、睡眠の質が向上してきたように感じています。15分の昼寝でもしっかり記録してくれるのが嬉しいです。

  • アプリの睡眠メニュー。睡眠の質のデータがよりわかりやすい

  • 睡眠スコアとアドバイスを表示

ウォーキングを自動認識、心拍異常を検知するとアラートも

「OPPO Band 2」は運動機能が格段に充実しました。既存モデルの「OPPO Band Style」では12種類のアクティビティに対応していましたが、「OPPO Band 2」では100種類以上の運動に対応。中でもランニング、ウォーキング、ローイング(背筋トレーニングマシン)、エリプティカル(四肢トレーニングマシン)の4種類の運動は自動で認識して、ワークアウトをスタートしてくれます。

  • (上段左から)クリケット、野球、ラグビー、バスケットボール、ソフトボール、ゲートボール、バレーボールなど、実に様々な運動に対応

筆者はウォーキングを心がけているのですが、0.2km程度歩くと、自動でワークアウトモードになり、運動を記録してくれるのが便利でした。途中、信号などで立ち止まると、ワークアウトの記録がストップし、振動で記録の中断を教えてくれます。運動中などに心拍に異常を検知した場合にはアラートで知らせてくれるのも安心です。

  • 目的地まで歩いていると自動で記録してくれる

  • 運動時間や歩数、カロリーなど、詳細データを表示

  • 心拍数の変化や運動レベルがわかる

ランニングには、13種類のランニングメニューから自分に合ったメニューを選定できる「ランニングコース」が登場しました。イージーラン、脂肪燃焼ラン、耐久ラン、インターバルランから自分に合ったメニューを作成でき、安全な心拍数の範囲でペースを維持しながらランニングできます。

  • ワークアウトに「ランニングコース」メニューが登場

  • どのようなプランで走るか選択できる

そのほか「OPPO Band 2」には、プロからアマチュアまでさまざまなプレイのデータを集積した、OPPO独自の「プロテニスモード」も搭載されています。プレイ中のサーブ、フォアハンドトップスピン、フォアハンドスライス、バックハンドトップスピン、バックハンドスライスなど、テニスのショットの種類を認識。打球数やスイングスピードなど、様々なデータを記録することができます。テニスをする人に、ぜひ試してもらいたい機能です。

バッテリー残量を気にせず使用、画面レイアウトは150種類以上

「OPPO Band 2」は充電においても進化が見られました。前モデルの「OPPO Band Style」では約90分の充電で最長12日間でしたが、「OPPO Band 2」では約60分の充電で最長14日間、連続使用できます。

急速充電に対応しているので、5分の充電で1日使用可能。筆者はお風呂に入っている間に充電していたので、バッテリーの残量を気にすることなく使えました。

  • 急速充電対応でわずかな時間でもしっかり充電できる

文字盤は歩数、運動時間、消費カロリー、アクティビティの4項目がわかりやすいデフォルトの文字盤にしていたのですが、「HeyTap Health」アプリから150種類以上の文字盤を選ぶこともできます。その日の服装や持ち物を撮影すると、それに合う文字盤が自動生成される「AIコーディネート」も面白い機能だなと思いました。

  • 歩数は緑、運動時間は黄、消費カロリーは赤、アクティビティセッションは青で表示

  • 「HeyTap Health」アプリのトップページでも4項目の進捗が確認できる

  • 150種類以上の文字盤を用意

  • 「AIコーディネート」の一例。筆者のチェックのワンピースを撮影してみた

「OPPO Band Style」が発売されたのは2021年4月。今回、「OPPO Band 2」を使ってみたことで、2年弱の年月で、睡眠モニタリングや運動機能など、スマートバンドの様々な機能が進化したことを感じました。

これだけの機能がついて8,480円ならアリ! 予約開始は 1月23日10時からで、2月12日までに予約・購入すると、最大19%OFF相当で購入できるキャンペーンも実施されています。興味のある人は販売店をチェックしてみるといいかもしれません。