京都府亀岡市は、どう頑張っても燃やすしかないことを強調するために、「燃やすごみ」を「燃やすしかないごみ」へ、「埋め立てごみ」を「埋め立てるしかないごみ」へと名称変更するという。

  • 「燃やすごみ」を「燃やすしかないごみ」へ、分別意識訴え京都の自治体 - ネット「好感持てる」

    京都府亀岡市が「燃やすごみ」を「燃やすしかないごみ」へ

同市の資源循環推進課によると、この「燃やすしかないごみ」ならびに「埋め立てるしかないごみ」への名称変更には、リサイクルできるものは可能な限り分別しようという、意識喚起の狙いがあるそうだ。

名称変更は4月1日からの予定だが、同市ではあわせて、家庭ごみの分別区分もより細分化する方向で変更する。同市は現在、容器包装プラスチックや、埋め立てごみなど15区分で収集している。そこに新たに紙、草木、小型金属の3区分を追加して18区分にするとのこと。例えば、草木では落ち葉や剪定枝などのほか、太さ10センチ、長さ50センチ以下の木製の家具も出すことができる。分別された草木は肥料などの資源としての再利用が期待できる。

同市では、燃やすごみのうち紙類が13.3%を占めるなど、これまではリサイクルできるのに廃棄されているごみが多かったそうだ。分別方法を細分化し、ごみを資源としたリサイクルを進めることで、ごみの減量を図っていくとしている。

ちなみに、同様の名称変更は、2020年に福岡県柳川市でも実施されている。柳川市では、可燃物の指定ごみ袋の表記を「燃やすごみ」から「燃やすしかないごみ」に変更。また、容量30リットルの袋を20円から40円に、容量15リットルの袋を15円から20円に値上げしている。同様に市民の分別意識を高め、可燃ごみの減量化を図るためだという。

ネット上では「なんだか、好感持てる表現ですね😄」「虚構新聞かと思った」「気持ちはわかるけど、可燃ゴミが減って埋め立てゴミが増えたりして」などの声が寄せられた。