フィリップ モリス ジャパンは1月12日、加熱式たばこ「IQOS ILUMA(アイコス イルマ)」専用たばこスティック「TEREA(テリア)」(1箱20本入り・580円)の新製品を2銘柄発表しました。

ラインナップは「テリア ボールド レギュラー」(以下、ボールド レギュラー)と「テリア オアシス パール」(以下、オアシス パール)の2銘柄。プレス向け発表会のようすと、実際に吸ってみたファーストインプレッションをレポートします。

IQOS ILUMAは、独自の「スマートコア・インダクション・システム」によって、たばこスティックを挿すホルダー内の加熱ブレードをなくしたシリーズ。クリーニングの手間やブレードの破損リスクがなくなった点が特徴です。現在のラインナップは「IQOS イルマ」「IQOS イルマ プライム」「IQOS イルマ ワン」の3種類(数量限定モデルを除く)。

  • 丸いスタンドの上に並んでいるのがIQOS イルマ。中央の細長い場所に並んでいるのがフラッグシップモデルのIQOS イルマ プライム

ILUMAシリーズは、従来製品と加熱方式が変わったため、専用たばこスティックには互換性がなく、専用たばこスティックのブランドはコスパに優れた「SENTIA」(20本・530円)と、フラッグシップに位置するTEREAのみ。TEREAシリーズは、今回追加された2銘柄を含めると全18銘柄になり、ラインナップがさらに拡充されました。

  • ボールド レギュラーとオアシス パールが追加され、全部で18銘柄となります

深いコクが特徴のボールド レギュラー

  • ボールド レギュラー。IQOS イルマを展開している世界各国の中で、最初に日本から投入される製品です

今回発表されたボールド レギュラーは、コクのある深いレギュラーに、ウォームスパイスの香りが調和するというレギュラータイプの製品。TEREAシリーズのレギュラー系で6種類目となり、タール感やフルフレーバーのレギュラーテイストを好む喫煙者に向けて訴求していきます。

  • フィリップ モリス ジャパンのポートフォリオ マネージャー、村上彰啓氏

フィリップ モリス ジャパンによると、日本におけるたばこ市場の売り上げのうち、約40%はレギュラーテイスト。フィリップ モリス ジャパンのポートフォリオ マネージャーである村上彰啓氏は、「ボールド レギュラーをはじめとして、今後、レギュラーテイストの銘柄をさらに充実させていくことで、フィリップ モリス ジャパンが掲げている『煙のない社会』の実現に向けて、紙巻きたばこから加熱式への切り替えを加速させていく」と強調しました。

ボールド レギュラーは、1月23日からIQOSストアやIQOSショップ、IQOSコーナー、コンビニエンスストアや一部たばこ取扱店で順次発売し、1月24日からIQOSオンラインストアで販売を開始します。

  • フィリップ モリス ジャパンによると、5段階中「深さ:5」、「コク:4」、「香り:3」

TEREA初となるカプセルを搭載したオアシス パール

  • オアシス パール

オアシス パールは、フィルター部分にテリア初となるカプセルを搭載したフレーバー系メンソール。TEREAシリーズのフレーバー系メンソールとしては8銘柄目となる製品です。

フィルター部分に内蔵したカプセルを、好みのタイミングでつぶすことにより、爽快メンソールに加え、トロピカルでジューシーな香りが楽しめます。開発にあたっては、フィルター部分における紙巻きたばことの温度の違いに関する研究を重ね、よりIQOS イルマに適したカプセルを採用することで実現しました。

  • フィリップ モリス ジャパンによると、5段階中「強さ:3」、「コク:3」、「香り:3」、「メンソール感:4」

  • フィルター部分に球状のカプセルを含みます

2月6日からIQOSストアやIQOSショップ、IQOSコーナー、コンビニエンスストアや一部たばこ取扱店で順次発売し、2月7日からIQOSオンラインストアで販売を開始します。

新銘柄2種をさっそく体験!

発売に先駆け、さっそく新銘柄となるオアシス パールとボールド レギュラーのサンプルを吸ってみました。

  • 2022年に発売された数量限定モデル「IQOS イルマ ワン オアシス」でオアシス パールを吸いました。ちなみに、両方とも名前に「オアシス」と入っていますが特に関連はないとのこと

  • カプセルが入っている位置には印が描かれています

まずはオアシス パールから。カプセルを砕かずにそのまま吸ってみると、しっかりとした冷涼感が楽しめ、カプセルなしでもメンソールとして十分満足できるクオリティです。その後、カプセルを噛んでつぶすと、「パキッ」という音がして、ベリー系の果実のような香りが一気に広がります。「トロピカル」の表現がしっくりくる味わいで美味しかったです。2段階で楽しめる分、貧乏性の筆者としてはかなりの好印象。

  • そんなに強く噛まなくてもいいことは知っていたのですが、写真を撮られる緊張感で、絶対に必要ないほどの強さで砕いてしまいました。カプセルはたぶん粉々です(2本目以降は普通に吸えました)

続いてボールド レギュラー。こちらはガツンと濃厚なたばこの味わいと香りが広がりつつ、香りの深さを存分に楽しめます。吸っていて、紙巻きたばこを思い出して懐かしい気持ちになったので、普段レギュラータイプの紙巻きたばこを吸っていて、加熱式たばこに乗り換えようと思っている人へオススメです。