日本科学未来館は1月6日、視覚障害者向け自律型誘導ロボット「AIスーツケース」の屋外ナビゲーション実証テストを1月28日~2月6日に実施すると発表した。

  • AIスーツケース

    AIスーツケース

AIスーツケースは、自律走行しながら視覚障害者を目的地まで誘導するスーツケース型のロボット。視覚障害者の生活を変える技術を研究開発するコンソーシアム「日本科学未来館アクセシビリティラボ」などが外部の研究機関と共同で開発している。

これまでは屋内施設で実証テストを進めており、初めて屋外で実施する。今回のテストに向けて、次世代移動支援技術開発コンソーシアムの技術協力のもと、車道と歩道の段差などを乗り越えられる屋外対応の走行モジュールを新たに開発した。テストコースは日本科学未来館を起点に、ゆりかもめのテレコムセンター駅付近までの区間を予定している。

開催日時は1月28日~2月6日(1月31日、2月1日、2月5日午前は運休)の10時30分~12時、13時~14時30分、15時30分~17時。各日3回のうち、朝夕の2回は全盲者のみ参加を受け付けるが、13時~14時30分の回のみ誰でも体験できる。参加には公式サイトでの事前申込が必要。