銘板やステッカーなどの製作を行う石井マークの公式Twitterが、「バールのようなもの一覧図」を公開し、ネットで注目を集めている。そう、これを覚えれば、これからは名状できちゃうのだ。

よく新聞やテレビ、ネットのニュースなど「バールのようなもの」という表現を目にするだろう。残された痕跡や特徴からバールのようではあるが、物的証拠の不足により、バールと断定するできない時に、犯行道具に使われた道具を指し示す用語だ。また、「名状しがたいバールのようなもの」という表現もある。これは人気ライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」に登場するキャラクター・ニャル子や、クー子などが所持する武器の一つで、バールそのままな見た目をしている。いあ、いあ、ふたぐん。

注目を集めているのは、12月24日に投稿された石井マークの公式Twitterのツイート。そのツイートで、バールのようなもの「一覧図」を公開した。一覧図には、鶴首バールや、鉄道バール、金テコ、釘抜き、三徳釘締め、インテリアバール、カジャとバールのようなものの名称を紹介している。これで名状しがたくなくなるだろう。

同社によると、「日本におけるバール」の定義は、見た目は似ているが、使用用途が異なるペンチとニッパーほどの厳密な区別はなく、線引きも曖昧なところがあるという。また、通称や現場用語の類は、それぞれに異なる由来があり、それらをすべて集めて整理し体系化しない限り、唯一の正しい呼び分け方を定義するのは難しいそうだ。

ネット上では「名前が分かってしまったから、今後はこの形を名状し難いバールの様な物では使えないな」「勉強になるわ」「なるほど。こじ開け跡だけでは判断は難しいかもですね」などの声が寄せられた。