GoogleがデスクトップのWeb検索結果に連続スクロールを導入し、またモバイル検索(Android、iOS、モバイルWeb)にトピックによる絞り込みの提案を追加する。どちらも米国で、英語による検索からロールアウトを開始する。

これまでGoogleのデスクトップ検索の結果は、ユーザーが設定で指定している表示件数ごとにページ分けされ、ページの最後でユーザーがクリックして次のページに移動するようになっていた。連続スクロールはモバイル版のGoogle検索の結果表示に用いられているユーザーインターフェイスで、表示件数の最後までスクロールすると自動的に次の結果ページの読み込みが始まる。

US英語への導入が始まった連続スクロールは無制限スクロールではなく、最大6ページまでとなっている。Googleによると、多くの検索で探しているものが最初のページで見つかり、ユーザーが追加の結果を確認する場合でも4ページ以内で終わる傾向が確認されている。

  • デスクトップ検索に連続スクロール採用

    表示件数の最後に達すると自動的に次のページの読み込みが始まる

トピックによる絞り込み提案は、検索ボックスの下に表示される。これまで「ニュース」「画像」「動画」「ショッピング」といった検索方法でフィルターするボタンを表示していたが、フィルターとトピックの両方をユーザーの検索に応じて提案する。

例えば、ユーザーが「dinner ideas」(ディナーのアイディア)と検索すると、「Images」(画像)というフィルター候補に加えて、「easy」(簡単な)、「healthy」(ヘルシー)、「Vegetarian」(ベジタリアン)といったトピックを提案する。フィルターやトピックをユーザーが選択すると、それに応じて提案が動的に変化する。例えば、「ヘルシー」をタップしたユーザーはレシピを探している可能性が高く、次に「ベジタリアン」、「Quick」(すぐにできる)といったトピックが順に並ぶ可能性がある。

トピックは人々の検索傾向の分析とWeb上のコンテンツに基づいて選ばれており、フィルターと合わせて、システムがユーザーの検索に最も役立つと思われる順に提案している。検索の目的に合致する提案が見つからない場合、最後に表示される「All filters(すべてのフィルター)」というオプションをタップすると、さらに多くのフィルターを確認できる。