米Googleが2月にUS英語ユーザーから提供し始めた「About This Result」パネルの情報を拡充させ、結果が選ばれた理由を利用者が確認したり、検索のTipsを得られるようになった。

US英語でGoogle検索を行うと、検索結果の右端に三点ドットが表示される。それをクリックすると「About This Result」パネルが現れる。結果のサイトに関する説明(Wikipediaから)、インデックスされた日、HTTPSによる暗号化通信といった情報が表示され、結果をクリックする前に、どのようなサイトなのかをユーザーが確認できる。安心を提供する仕組みである。

新たに「Your search & this result」欄を設けて以下のような情報も提供し始めた。例はサンフランシスコ在住の人が「get the shot」(注射を打つ)と検索した場合。

  • マッチしているキーワード:検索ワードで、Webページ内で使われている言葉。例:"get"、"the"、"shot"。
  • 関連する言葉:Googleのシステムが検索ワードに関連していると判断した言葉。例:"getting"、"vaccine"(ワクチン)。
  • リンク:検索キーワードと同じまたは関連した言葉を用いているページにリンクを張っている他のページ。
  • 言語やロケーション:この検索の場合だと"英語"を優先、またユーザーの位置データからそのロケーションのローカル情報を優先した場合は、優先したロケーションを表示する。例:サンフランシスコ。

検索のTipsは検索を調整するテクニックや設定など。例えば、「best jogging shoes」という検索に対して、引用符で囲んだ完全一致検索(例:"jogging shoes")、半角マイナスを付けてそのワードを除外して検索(例:-running)といったテクニックがお勧めされる。また、普段使用している言語やロケーションから変更して検索したい時、「About This Result」パネルが設定の調整をサポートする。

「About This Result」の新機能は7月22日にUS英語から展開され、今後数カ月で利用範囲を拡大していく。