JVCケンウッドは12月1日、Victorブランドのポータブル電源「BN-RF1500」「BN-RF1100」と、ポータブルソーラーパネル「BH-SV180」を発表した。12月中旬より発売する。店頭予想価格はBN-RF1500が265,000円前後、BN-RF1100が200,000円前後、BH-SV180が70,000円前後。

  • ポータブル電源「BN-RF1500」(左)/「BN-RF1100」(右)

ポータブル電源「BN-RF1500」「BN-RF1100」

ポータブル電源「BN-RF1500」「BN-RF1100」は、可燃性が低く繰り返し充放電に強い「リン酸鉄系リチウムイオン充電池」を採用し、難燃性素材の使用している。

性能面では、従来比で約6倍となる3,000回の充放電に対応。電子レンジやドライヤー、冷蔵庫などが使用できるAC出力1,500W(瞬間最大3,000W)に対応。

容量は「BN-RF1500」が1,536Wh(48Ah/32V、480,000mAh)、「BN-RF1100」は1,152Wh(36hA/32V、360,000mAh)。9WのLEDライトであれば「BN-RF1500」で約122時間、「BN-RF1100」では92時間の使用が可能。スマホの充電は「BN-RF1500」で約73回、「BN-RF1100」では55回の充電が行える。

コンセントを挿したままの使用に対応し、常に満充電に近い状態(残容量95%以上)を保つことが可能。充電完了後にコンセントを抜く手間を省き、バッテリーの劣化や事故のもとになる「過充電」や、残量がないまま放置されることで電池性能が失われる「過放電」を防ぐ。

コンセントから同製品を中継して電化製品と接続しておけば、停電などで電気が遮断された場合にわずかな時間で自動的に給電する「自動給電切り替え機能」を搭載。この機能が作動すると液晶部の残量サークルが回転し、視覚的にもわかりやすくなっている。

高効率ACアダプターの採用により、「BN-RF1500」で3.2時間、「BN-RF1100」で2.4時間でフル充電が可能。

本体前面の端子やボタンを日本語表記にするとともに、入力端子は背面に集約、出力端子を線で区分けするなど、分かりやすい仕様となっている。

BN-RF1500の主な仕様は、本体サイズがW380×D254×H330mm、重さが約21.6kg。充電池容量は1,536Wh(48Ah/32V 480,000mAh)、入力はACアダプター(36V DC 540W×1)、PV×2(12V-28V DC 200W×1)、AC出力がAC×4(100V AC 15A 50/60Hz 合計1,500W、瞬間最大3,000W)。

USB出力はUSB Type-A Qualcomm Quick Charge 3.0×3(5V-6V DC 3.0A / 6V-9V DC 2.0A / 9V-12V 1.5A)、USB Type-C×3(5V/9V/12V/15V DC 3.0A / 20V DC 5.0A / 5V-20V DC 3.0A)。充電時間はACアダプター使用時が3.2時間、シガーアダプター使用時が19.5時間。

BN-RF1100の主な仕様は、本体サイズがW380×254×H300mm、重さが約18.3はkg。充電池容量は1,152Wh(36hA/32V 360,000mAh)、充電時間ACアダプター使用時が2.4時間、シガーアダプター使用時が14.3時間。その他の主な仕様は「BN-RF1500」と共通。

ポータブルソーラーパネル「BH-SV180」

  • ポータブルソーラーパネル「BH-SV180」

最大180W出力対応の軽量のポータブルソーラーパネル。最大24%の高変換効率ソーラーパネル(4面)を搭載し、ポータブル電源本体やスマホなどの充電が可能。USB端子による充電・給電に対応する。

BH-SV180の主な仕様は、本体サイズがW1,896×D25×H550mm(展開時)、W550×D45×H510mm(収納時)、重さは約5.3kg。パネルタイプは単結晶シリコンパネル、最大出力は180W、変換効率は24%、定格電圧は22.3V DC、定格電流は8.06A、開放電圧は24V DC、短絡電流は9.72A。USB出力ポートはUSB Type-A×2(5V DC 合計10W)。付属品はポータブル電源接続ケーブル(3m)。