アンカー・ジャパンは10月27日、新製品発表会「Anker Power Conference 2022 Fall」を報道陣向けに開催しました。
ワイヤレスイヤホンやロボット掃除機、モバイルプロジェクターなど多彩な製品が登場しましたが、やはりAnkerといえば充電製品が気になる方も多いでしょう。本記事では、今冬にかけて発売予定の充電器やモバイルバッテリー、USBハブなどの新製品をまとめて紹介します。
ピチュー/ピカチュウ/ライチュウ仕様のUSB急速充電器
充電関連製品で最も会場の注目を集めていたのは「ポケモンデザイン版USB急速充電器」。充電器だけに“でんきタイプ”のポケモンをモチーフにしており、20W出力のピチューモデル、65W出力のピカチュウモデル、120Wのライチュウモデルの3種類があります。
進化系の強いポケモンほど充電器としてもパワフルなものがベースになっているという、遊び心が光るコラボ製品です。11月10日に発売予定で、価格はそれぞれ3,990円/8,990円/14,990円。詳細は別記事でもお伝えしています。
折りたたんで持ち運びやすいAppleデバイス専用充電ステーション
10月27日発売の「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」は、iPhone/Apple Watch/AirPodsの3台を同時に充電できるAppleユーザーのための製品。Ankerとしては初の「Made for MagSafe」認証取得製品でもあります。
デスク上で身の回りのガジェットをまとめてスマートに充電できる利便性もさることながら、MagSafe充電部を折りたたんでApple Watch用スタンドを収納すれば約6cm四方の小さなキューブ状になり、外出時にも気軽に持ち出せることも魅力です。
ワイヤレス出力は最大15W、Apple Watch/AirPods充電部は最大5W。サイズは約63×60×60、重さは約410g。価格は21,800円です。
人気の「PowerCore Fusion」シリーズに45W出力の新モデル
ACアダプタとモバイルバッテリーの一台二役で知られる人気シリーズ「PowerCore Fusion」にも新製品が登場します。
「Anker 521 Power Bank(PowerCore Fusion, 45W)」はコンセント接続時には最大45Wの出力を誇り、タブレットやモバイルノートPCの充電にも十分使えるスペック。ただし、5,000mAhのモバイルバッテリーとして運用する際には20W出力に制限されます。
一見控えめな仕様ですが、常に高出力を必要とするユーザーに向けた製品としては、より強力な「Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)」がすでに発売されています。「ホテルやカフェではPCの充電にも使いたいけれど、移動中はスマホを充電できるぐらいの性能があれば十分」という人にとっては、新型は大きすぎずバランスの良いモデルと言えそうです。
サイズは約71×60×31mm、重さは約200g。カラーはブラック/ホワイト/パープル/ブルー/グリーンの5色。12月上旬に発売予定で、価格は8,990円です。
iPhone 14カラーになった各種モバイルバッテリー
MagSafe対応iPhoneの背面に貼り付けて使うワイヤレスモバイルバッテリー「MagGo」シリーズもリニューアル。iPhone 14シリーズの色味に合わせたブラック/ホワイト/パープル/ブルー/グリーンの5色となります。
基本形となる「Anker 621 Magnetic Battery(MagGo)」は、従来モデルから約30%の薄型化を実現。バッテリー容量は5,000mAh、サイズは約105×67×12mm、重さは約125g。11月16日に発売予定で、価格は5,990円。
「Anker 622 Magnetic Battery(MagGo)」は、iPhoneにワイヤレスで給電しながら有線でモバイルバッテリー自体の充電もできるパススルー機能と、折りたたみ式のスタンドを搭載した上位モデル。バッテリー容量は同じく5,000mAhで、サイズは約105×67×13mm、重さは約140g。11月4日に発売予定で、価格は6,490円。
最大30WのUSB PDに対応した20,000mAhの大容量モバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」も同じくiPhone 14仕様の5色展開に。USB Type-C×2口、USB Standard-A×1口の3ポート仕様で、サイズは約158×74×19mm、重さは約350g。11月17日に発売予定で、価格は9,990円です。
このほか、スマートフォンの充電にちょうどいい小型充電器「Anker 511 Charger(Nano 3, 30W)」なども、新型iPhoneの発売直後にカラーを合わせて発売されています。
スマホの充電スタンドにもなるPC用USBドック
USBハブ/ドッキングステーション関連では、「Anker 651 USB-Cドッキングステーション(8-in-1, Wireless Charging)」に注目。
スマートフォンを立てかけられる充電スタンドの側面に各種ポートが並んでいるというビジュアルからは「スマートフォンの画面出力やUSBホスト機能を使うヘビーユーザー向けのニッチな製品なのだろうか」などと考えてみても用途をイメージしづらいのですが、正しい使い方を聞いて納得しました。
正解は「PC用のUSBドックとスマホのワイヤレス充電スタンドをくっつけたもの」。つまり、USBやHDMI、SDカードリーダーなどが並ぶ後ろの部分はPCに繋いでハブとして使いつつ、前面では(ハブ機能とは無関係に)スマートフォンをワイヤレス充電できます。USBハブと充電スタンドを別々に設置するより机上のスペースも配線もすっきりと片付きそうです。
搭載ポートはUSB Type-C×2、USB Standard-A、HDMI、DisplayPort、オーディオジャック、SDカードスロット。サイズは約130×92×74mm、重さは約454g。価格は23,990円で11月8日発売です。
多機能つながりで、「Anker 675 USB-Cドッキングステーション」もかなりユニークな仕様。一見ごく普通のモニター台・机上台に見えて、多機能ハブとスマートフォン用のワイヤレス充電パッドを内蔵しています。
搭載ポートはUSB Type-C×3、USB Standard-A×3、HDMI、オーディオジャック、イーサネットポート、SDカード/microSDカードスロット。サイズは約540×220×90mm、重さは約2,100g。価格は32,990円で、2023年春頃に発売予定です。