アンカー・ジャパンは10月27日、「モバイルバッテリー下取り&買い替えサポート」を開始した。受付期間は10月27日~11月9日、回収期間は10月27日~11月30日。なお、先着5,000台(申込順)に達した時点で受付終了となる。

  • Ankerの「モバイルバッテリー下取り&買い替えサポート」は4回目の開催。今回は他社製品でも回収可能

    Ankerの「モバイルバッテリー下取り&買い替えサポート」は4回目の開催。今回は他社製品でも回収可能

特設ページで必要事項を入力すると自宅に回収キットが届き、不要なモバイルバッテリーを入れて返送すれば1台につき300ポイント、最大1,500ポイントがもらえる。ポイントはAnker公式サイトで新しいモバイルバッテリーなどの購入に使える。故障品・破損品でも下取対象となる。また、直営店の店頭でも同様のキャンペーンを実施する。

同日に開催された新製品発表会「Anker Power Conference 2022 Fall」のなかで、サステナビリティ活動の一環として発表された。同社による下取り・買い替えサポートの取り組みは4回目となるが、今回初めて他社製品にも対応する。

リチウムイオン電池を内蔵するモバイルバッテリーは資源回収の対象とならない自治体も多い。JBRCという業界団体に属するメーカーの製品であれば回収の仕組みが整備されており、JBRC非加盟のメーカーでも独自に回収プログラムを用意しているところもあるが、いずれにも当てはまらずモバイルバッテリーが不要になっても適切に処分する方法がないケースもある。そうした状況を踏まえ、「充電のリーディングブランドとして、対象を他社製品にも広げてリサイクルを推進していきたい」と同社代表取締役CEO 猿渡歩氏は取り組みの意図を説明した。

  • Ankerによるサステナビリティ関連の取り組み。写真は植物系素材を採用したケーブルで、9月から市販されている

    Ankerによるサステナビリティ関連の取り組み。写真は植物系素材を採用したケーブルで、9月から市販されている

このほかのサステナビリティ関連の取り組みとしては、ケーブルの被覆に植物由来の素材を採用した「Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニングケーブル」および「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブル」を9月15日に発売したほか、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したポータブル電源に代表されるように、長寿命の製品を開発することが将来的な排気量の削減につながるとアピールした。

同様に、品質向上と並行して製品のライフサイクルを伸ばす取り組みとして、サポート体制や修理体制も強化する。9月9日にはAnkerグループ製品の修理業務などを担う子会社としてアンカー・テックが設立されており、保証期間を過ぎた製品も含めて各種修理を受け付ける。

  • 修理子会社のアンカー・テックを設立し、サポート体制を強化する

    修理子会社のアンカー・テックを設立し、サポート体制を強化する