WHILLは10月20日、関西国際空港第1ターミナルビルの新国内線エリアにて、電動車椅子「WHILL」の自動運転サービスを正式導入すると発表した。導入開始は2022年10月26日から。同サービスの実用化は、2020年から安定運用されている羽田空港に続いて2例目。

  • 10月26日から関西国際空港第1ターミナルビルの新国内線エリアにて開始する

10月26日から始まる自動運転サービスは、空港の国際線を利用する人を対象に、自動運転機能を搭載したWHILLを使って移動できるサービス。保安検査場を通過後、目的の搭乗口まで移動可能だ。WHILLのひじかけ部分にあるタッチパネルで目的地を選択すると自動運転が開始し、目的地に到着して降車すると、無人運転で元の場所まで返却される。

なお、関西国際空港ではスタッフによる車椅子プッシュサービスも行っているが、高齢化や旅行需要の回復による、将来的な人員不足を考慮して実用化。WHILL自動運転サービスに置き換えることで、スタッフの負担軽減と安定した移動サービスを提供するという。サービス概要は以下の通り。

サービス概要

  • 導入開始日:2022年10月26日
  • 導入場所:関西国際空港第1ターミナルビル 新国内線エリア2F
  • 運用時間:7時30分~21時(10月26日~31日は13時~16時)
  • WHILLステーション場所:保安検査場通過後に1カ所、商業エリアに1カ所
  • 利用対象:国内線で搭乗利用の人(一部利用制限あり)
  • 自動運転機能を搭載したWHILL。一般販売のモデルとは異なる